近畿大学産業理工学部(福岡県飯塚市)は、2025年9月9日に「令和7年度消防・避難・通報訓練」を行います。この訓練は、教職員と学生を対象に、火災発生を想定した実践的な内容が盛りだくさんです。国内最大手の防災設備メーカーである能美防災株式会社の協力を得て、消火器や避難器具の使用方法を学びます。これにより、火災発生時に必要な知識と対応力を身につけることが目的です。
毎年恒例となっているこの訓練では、参加者が正しい避難の仕方を学び、大学の構内における避難経路についても確認します。消火器の場所や初期消火の方法も把握することで、万が一の事態に備えることができます。また、能美防災と連携し、実際に緩降機などを使った避難訓練も行われ、障がいを持つ方を介助しながらの避難訓練も盛り込まれています。
この訓練は福岡キャンパスで実施され、午前10時から12時までの予定です。参加者は、教員12人、職員19人、学生36人の計67人です。
訓練の具体的な取り組み
訓練は理論だけでなく実践的な対応能力を養うことにも力を入れています。目の前で起こる火災が現実になった場合、どれだけ冷静にすぐに行動できるかが重要です。そのため、本訓練を通じて得られる経験は、参加者の今後の生活や職務において役立つことでしょう。
能美防災株式会社の役割
能美防災は、1916年に設立された歴史ある企業で、防災システムの研究から製造、施工、メンテナンスまで幅広い事業を展開しています。彼らの支援を受けることで、参加者は最新の防災技術を学び、実際に操作する経験を得ることができます。公式サイトもあり、詳細情報が提供されています:
能美防災株式会社HP
結論
火災訓練はただの形式的なものでなく、参加者が緊急時に冷静に行動できる力を身につける貴重な機会です。近畿大学産業理工学部は、未来の安全を守るために、実践的な訓練を重視していることが分かります。これからも教育の一環として、こうした訓練が行われていくことでしょう。