MR技術で建設支援
2018-05-22 10:00:52

インフォマティクスとホロラボが業務提携しMR技術で建設業を支援

インフォマティクスとホロラボの業務提携



株式会社インフォマティクスが、株式会社ホロラボとの業務提携を発表しました。この提携により、MicrosoftのMixed Realityデバイス「HoloLens」を活用した新しいMRシステム「GyroEye Holo」を通じて、建設業界の生産性向上とデジタルトランスフォーメーションを進めることが期待されています。

GyroEye Holoシステムとは?



「GyroEye Holo」は、建築や土木現場において墨出しや出来形確認、点検調査作業を視覚的に支援する革命的なシステムです。インフォマティクスはこれまで、実際の建設現場での実証実験を通じて、システムの効果を検証してきました。今後は、ホロラボとの連携によってさらなる機能追加や改善が行われる予定です。

MR技術の活用



ホロラボは、医療や設計・製造、建設など幅広い分野でMR技術の研究や導入支援を行っており、特にMixed Reality技術に関する取り組みが注目されています。この業務提携により、ホロラボが提供するHoloLensリモートツールのライセンスをGyroEye Holoに組み込むことで、遠隔でのコミュニケーションが可能になります。

例えば、現場でHoloLensを装着している作業員に対し、インターネットを介して作業指示を送ることができるため、効率的な作業が実現されるのです。実証実験では、Wi-Fi経由での映像転送や通話が可能であることが確認され、この技術が現場でどれほど効果的に機能するかが実証されています。

期待されるメリット



この業務提携に対し、日本マイクロソフトの担当者は以下のようにコメントしています。「インフォマティクス様とホロラボ様の提携は、Mixed Reality技術を活用した建設業の生産性向上に寄与することが期待されます。IT化が進む中、現場のファーストラインワーカーの生産性向上に貢献することができるでしょう。」

ホロラボの代表取締役CEO、中村薫氏も「インフォマティクス様の建設業界に対する知識と当社のMR技術を組み合わせることで、現場で求められるソリューションを迅速に提供できるよう努めます」と意気込みを示しています。

インフォマティクスとホロラボの背景



インフォマティクスは、1981年に設立され以来、建設・設計向けのCAD/CGシステムおよび地理情報システムを開発してきた企業です。これまで、中央官庁や自治体など多数の導入実績があり、信頼されています。一方のホロラボは2017年に設立された企業で、最新のテクノロジーを駆使したシステムやアプリケーションの研究開発を行っており、Mixed Reality分野で急成長しています。

まとめ



今回の業務提携は、建設業界における先端技術の導入によって、業務の効率化や生産性の向上、さらにはデジタルトランスフォーメーションの加速を実現する可能性を秘めています。インフォマティクスとホロラボの力強い連携により、今後の成果が楽しみです。

会社情報

会社名
株式会社インフォマティクス
住所
神奈川県川崎市幸区大宮町1310ミューザ川崎セントラルタワー27F
電話番号
044-520-0850

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