タイBCPG、米サンエジソン社日本法人を買収し再生エネルギー事業拡大へ
タイBCPG、米サンエジソン社日本法人を買収
タイの再生可能エネルギー企業であるBCPG Co., Ltd.が、米国のサンエジソン社による日本法人を約96億2,600万円で買収したことを発表しました。この取引は2016年1月27日にBCPGの取締役会で承認されたもので、取引は2016年2月初旬に完了する見込みです。この買収により、BCPGは再生エネルギー事業のポートフォリオをさらに拡充し、日本市場での足場を固めることを目指しています。
サンエジソンジャパンについて
サンエジソンジャパン株式会社は2010年に設立され、太陽光発電所を中心に再生可能エネルギーの発電所の開発と運営に特化しています。現在、同社は合計13MWの太陽光発電所を操業しており、さらに27MWの発電所を建設中です。また、150MWを超える潜在的プロジェクトも持ち合わせています。
BCPGの代表取締役Bundit Sapianchai氏は、「この買収はBCPGの再生可能エネルギーの事業を地理的にも規模的にも広げる重要な一歩となります。日本進出を足掛かりに、アジア諸国へのビジネス展開を計画しています」と語っています。
BCPとの連携
BCPGは親会社であるBangchak Petroleum PCLからの融資支援を受けており、BCPの社長Chaiwat Kovavisarach氏は、「BCPGがこの地域での有力な再生エネルギー会社になるための重要な一歩です。BCPGの日本での成長基盤を確立するために全面的に支援しています」と述べています。
今後の展望
栗山根年社長は、BCPGの支援により、すでに取得した太陽光プロジェクトのさらなる推進だけでなく、新たな再生可能エネルギー事業への展開が可能になると強調しています。これにより、日本国内におけるクリーンエネルギーの普及と地域経済の発展に寄与することを期待しています。
BCPGは今回の買収を通じて、合計408MWの太陽光発電所プロジェクトを保有し、今後これらのプロジェクトの迅速な開発を目指すとしています。
BCPGは、タイ証券取引所への上場を計画しており、この買収は成長戦略の重要な要素となる見込みです。
BCPについて
Bangchak Petroleumは1984年に設立され、環境と社会のバランスを重視したビジネスを展開しています。国際的な投資も進めており、持続可能な価値を成長させることに努めています。
以上の動きは、再生可能エネルギー分野におけるBCPGの競争力向上につながると期待されています。
会社情報
- 会社名
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BCPG Co., Ltd.
- 住所
- 99/1 Moo 9 Tamban Bang Krasan, Bang Pa-in District, Ayudlthaya 13160 Thailand
- 電話番号
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