高齢者と安全運転
2024-09-30 12:27:39

高齢者の安全運転をサポートする『セーフライド』、福岡に誕生

高齢者の安全運転を支援する『セーフライド』の誕生



2024年8月28日、福岡市中央区に設立された株式会社セーフライドは、高齢者の免許返納を全面的にサポートするソーシャルスタートアップです。高齢化社会が進む中、高齢者ドライバーの増加とその事故率も課題として取り上げられています。セーフライドは、この現状に対処すべく、免許返納に関するアドバイスや手続き代行、生活支援を提供することを目指しています。

設立の背景にある高齢化の現状


近年、65歳以上の高齢者による運転免許保有者は増加し、警察庁のデータによると2021年時点でその割合は23.8%に達しています。その結果、高齢者が関与する交通事故も多発しており、2022年ではその件数が16.3%から24.4%に増加しています。このような中、高齢者が自主的に免許を返納することは非常に重要な問題です。

福岡市のスタートアップ支援プログラムに参加した代表の山内紗衣氏は、医療の現場で多くの高齢者と接する中で、「この方々のために何かできることがあるはず」との思いを抱きました。特に、自身が親として子供たちを守るためにも、安全な交通が求められると感じたことが、セーフライドの設立につながっています。

高齢者に寄り添ったサービスの内容


セーフライドのサービスは多岐にわたります。まず、家族が高齢者に免許返納をお願いしたいが難しいと感じる場合、直接ご本人と相談し、説得を行います。次に、返納手続きには送迎サービスも含まれ、運転経歴証明書や証明写真の準備も併せてサポートします。さらに、使わなくなった車の買い取りも実施し、免許返納後の生活を支える新たな交通手段や買い物の手助けを行います。

安全で明るい未来を目指して


セーフライドのミッションは、事故のない社会と高齢者の日常をより充実させることです。高齢者の免許返納に際し、本人が抱える生活不安を解消し、代替手段や支援をつなげることで、より良い生活を実現します。「免許返納をしてよかった」と言っていただける未来を実現するために、様々な企業やサービスと連携し支援の幅を広げていきます。

福岡市を中心に展開


セーフライドは、福岡県内を中心にサービスを展開しており、今後は全国的な展開も視野に入れています。2023年7月から開始された福岡市の起業家育成プログラム「FUKUOKA STARTUP ELITE」に参加し、NHK「クローズアップ現代」にも取り上げられるなど、多くの関心を集めています。

今後、安全で安心して生活できる高齢者社会を築くために、さらなる取り組みを進めていくセーフライドに期待が寄せられます。高齢者本人やその家族を支えるべく、私たちも応援し続けたいものです。


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会社情報

会社名
株式会社セーフライド
住所
福岡県福岡市中央区大名2丁目6-11FukuokaGrowthNext
電話番号
080-6438-4989

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