ひな祭りの新事実
2016-02-16 10:00:01
母親の96%が知らなかったひな祭りの真実と正しい飾り方
ひな祭りに関する新たな調査結果が示す重要な知識
日本人形協会が実施した調査によると、93.6%の母親がひな祭りに関する重要な事実を知らないことが明らかになりました。特に注目すべきは「ひな人形を触れた方が良い」という説で、正解率はわずか6.4%という結果に。これは子どもに手洗いの習慣を定着させるための重要なメッセージを内包しています。
ひな祭りの歴史的な意義
ひな祭りは単なる子どもの成長を祝う行事ではなく、古くから続く日本の文化です。この行事の起源は江戸時代にさかのぼり、女の子たちは友人とともに雛道具を使ったままごと遊びを楽しんでいました。この遊びは、将来の家事を学ぶための準備ともされており、ひな人形を触れることが望ましい理由として、子どもたちが身を守るための手洗いを習慣化する目的もあったのです。
ひな祭りの風習を再考する
さらに、日本には「重陽の節句」という重要な日も存在します。この日、9月9日にひな人形を再び飾ることが認められていましたが、母親の3.0%しかこの風習を知りませんでした。重陽の節句においては、菊の花を使った料理を楽しみながら、長寿と健康を祈ることが目的です。このことから、ひな祭りは子どもだけでなく、大人の健康を考える機会でもあったのです。
男雛と女雛のモデル
また、「男雛(おびな)=天皇」「女雛(めびな)=皇后」のモデルについては、母親の20.6%が知っているに過ぎません。雛飾りは単なる飾りではなく、婚礼道具を模したもので、それぞれの役割を担っています。こうした知識は、より深い理解へとつながります。
ひな人形購入の決め手
ひな人形の購入時、最も重要視されるポイントは「顔の表情」で、71.9%の母親がこれを挙げました。さらには、価格やひな飾りの種類、着物の色も重要視されています。ひな人形は全て手作業で作られ、表情ひとつひとつが異なりますので、お気に入りの一体を見つける楽しみもあります。
日本人形協会の活動
日本人形協会は、節句行事の啓蒙と振興に努めており、伝統文化を次世代へとつなぐ活動を行っています。私たち日本人は、四季折々の節句を通じて家族との絆を強めてきましたが、これからもその大切さを再認識し、未来に残していく必要があります。文化を大切にすることで、子どもたちにとっても良い学びとなるでしょう。
調査概要
最近の調査では、節句人形の購入経験がある20~40代の既婚女性500名を対象に行われました。調査方法はインターネットを活用し、2015年12月に実施されています。調査を通じて得られた知識や情報は、より多くの人々にひな祭りの重要性を伝える一助となることでしょう。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人日本人形協会
- 住所
- 東京都台東区柳橋2-1-9東京卸商センター内
- 電話番号
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