株式会社ディ・エム・シーが発表した新製品INOUTシリーズ
株式会社ディ・エム・シー(略称DMC)は、2025年の6月2日より液晶を搭載した新しいタッチパネルモジュール「INOUT(イナウト)シリーズ」を市場に投入することを発表しました。このシリーズは、異なる設計のタッチパネルに液晶ディスプレイを組み合わせた製品で、23種類の豊富なバリエーションが順次発売される予定です。
INOUTシリーズの特徴
INOUTシリーズの最大の特徴は、顧客が複数のタッチパネルセンサーを自由に選択し、DMCの独自の液晶と組み合わせて購入できる点です。この仕組みにより、顧客は自身のニーズに応じたカスタマイズが可能となり、少ロットからの購入や短納期でのデリバリー、さらにワンストップでのサポートを実現しています。日本のメーカーだからこそ提供できる部品管理や長期的な供給、修理対応にも力を入れており、安定したサポートを行っています。
タッチパネルの種類
選べるタッチパネルの構造は4種類からなります。静電容量方式では、軽量で薄いガラスフィルムタイプと、耐UV構造を持つガラスタイプの2種類を展開。抵抗膜方式では、耐ノイズ性に優れたフィルムガラスタイプと、見栄えと耐候性に優れたガラスガラスタイプの2種類が選べるのです。
サイズ展開について
INOUTシリーズは、まず4.3インチ、7.0インチ、10.1インチの3サイズから販売が始まり、7月中には12.1インチ、15.6インチ、21.5インチの合計6サイズに拡充される予定です。最終的には3サイズの高輝度液晶を含む、液晶9種類とタッチセンサー5種類の組み合わせによって、最大で29機種を展開する計画です。
カスタマイズオプション
また、カバーガラスのカスタマイズも可能で、任意の印刷デザインやサイズ、厚みを選ぶことができます。さらに、防指紋や反射防止処理などの表面処理も行うことができるため、利用シーンに応じてより便利な製品を提供します。
DMCの歴史と今後の展望
DMCは、1973年にプリント基板のアートワーク材料の製造から始まり、以来、産業機器分野で成長を続けてきました。1991年にはタッチパネルの製造と販売を開始し、2023年には表示器メーカーであるシーズウェアと統合し、新たに統合ブランド「DUSH」を設立しました。今後も、専門的なニーズに応える製品を長期的に安定供給し、産業の発展に寄与していく所存です。
まとめ
新しく登場するINOUTシリーズは、多様な構成とカスタマイズ性を持ち、特に産業用途において高い性能を発揮します。ディ・エム・シー(DMC)が提案するこの革新的なタッチパネルモジュールは、今後さらに大きな注目を集めることでしょう。さらなる詳細や製品情報については、公式ウェブサイト(
DMC公式サイト)をご覧ください。