九州電力とRecorded Future
2025-08-21 11:45:49

九州電力が導入した脅威インテリジェンスプラットフォームの効果

九州電力が脅威インテリジェンスプラットフォームを導入



近年、インフラ業界におけるサイバー攻撃が増加しており、その対策として九州電力株式会社は、株式会社インテリジェントウェイブ(IWI)が提供する脅威インテリジェンスプラットフォーム「Recorded Future」を導入しました。このプラットフォームは、特にインフラ業界におけるサイバー防御の強化と、効率的な運用を目指すものです。

導入の背景と必要性



九州電力では、年間12,000件を超えるアラートに対応するために約6,000時間を要しており、特にセキュリティアナリストのスキルや経験に依存した「属人化」が大きな課題となっていました。また、脅威情報の収集範囲や手段が限られていることも問題視されていました。これらの課題を解決するため、Recorded Futureを導入し、SOC(セキュリティオペレーションセンター)業務の効率化と情報収集力の強化を図ることとなりました。

Recorded Futureの機能と効果



新たなプラットフォーム導入により、九州電力はSOC業務において年間約2,500時間(約42%)の工数削減が期待されています。特に、自動的にIPアドレスやドメイン、Webサイトの信頼性を評価する機能や、脆弱性スコアリング機能などが強化されることで、従来の手作業での調査業務が効率化されます。このプロセスにより、アナリスト間の判断基準が統一され、ばらつきを軽減することが可能となります。

Additionally, Recorded Futureは、IoC(侵害の痕跡)と関連する攻撃手法を分析し、攻撃者の動向を提供するため、能動的なサイバー防御が実現します。これにより、九州電力は現実の脅威に対して迅速かつ的確に対応できる体制を整えています。

IWIの背景と意義



株式会社インテリジェントウェイブ(IWI)は、1984年に設立され、さまざまなシステム開発を手掛けてきました。特に、キャッシュレス社会の発展に寄与するなど、多岐にわたる業界での技術革新をえる活躍をしています。また、AI技術を活用したシステムの提供にも注力しており、IT基盤を提供することで、様々な業界の課題解決に挑戦しています。

最後に



Recorded Futureの導入は、サイバー攻撃対策を進める上で非常に重要なものであり、九州電力の安全で安定した電気供給体制の実現に寄与するものと期待されています。今後もIWIは、電力業界のセキュリティ強化に向けて積極的に取り組んでいく方針です。このような新しい技術の導入により、電力業界が直面する脅威に対抗する力が一層強化されることが期待されます。


画像1

画像2

会社情報

会社名
株式会社インテリジェントウェイブ
住所
東京都中央区新川1-21-2茅場町タワー
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。