キャンピングカーと防災
2024-11-22 11:39:07

キャンピングカーと防災の新たな連携を石川県が発表!

2024年11月21日、石川県と一般社団法人日本RV協会(通称JRVA)は、災害対策や地域活性化を目的とした包括連携協定を締結しました。この協定により、両者は防災や観光分野での協力を進めることになります。

特に注目すべきは、令和6年1月1日に発生した能登半島地震をきっかけに、この連携が具体化した点です。この地震では、JRVAが支援の一環として、石川県珠洲市と輪島市にキャンピングカー60台を派遣し、復興作業に参加した自治体職員の宿泊施設として活用されました。この取り組みは、被災地の復興において重要な役割を果たしました。

さらに、協定締結の際には、JRVAが石川県にキャンピングカー1台(株式会社キャンピングカーランド製のYosemite)を寄贈しました。石川県知事とJRVAの会長が出席した贈呈式では、石川県から感謝状が贈られ、このキャンピングカーは今後、観光促進や災害支援に活用される予定です。

キャンピングカーが活躍する理由


キャンピングカーは災害時に多くの利点を提供します。災害発生時は迅速に行動が求められるため、移動が容易であり避難や立ち退きに柔軟に対応できます。また、各車両にはプライベートスペースが確保されているため、避難所に比べてストレスが少なく、心の安定を保ちながら過ごせるのが大きな魅力です。

さらに、キャンピングカーには電気、水、ガスの設備も整っており、トイレやシャワーも設置されているため、基本的な生活ができる環境が整っています。特に、長時間同じ姿勢で過ごすことによる健康リスクを軽減し、エコノミー症候群の予防にも寄与することが期待されます。

災害時に必要な情報収集や通信手段の確保も可能です。キャンピングカーは電力供給ができるため、必要な通信機器を使用しながら避難生活を送ることができます。

今後の展望と協定の意義


日本RV協会はこれまでに、全国の自治体と災害支援を目的とした協定を締結しており、今後もその範囲を広げていく方針です。昨年の宮城県栗原市との協定を皮切りに、静岡県浜松市や岐阜県大垣市など、次々と協定が結ばれています。

この包括連携協定は、単なる災害時のキャンピングカー提供に留まらず、観光振興や地域活性化などの側面も盛り込まれており、新しい形の防災と地域振興の融合を目指しています。JRVAは、今後も自治体との連携を強化し、防災活動を全国的に展開することを目指しています。

このように、キャンピングカーと防災の取り組みは、地域の発展と安全を同時に強化する新たな試みとなるでしょう。今後の活動に注目です。


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会社情報

会社名
一般社団法人日本RV協会
住所
神奈川県横浜市港北区新横浜2-7-19竹生第2ビル905
電話番号

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