キアンティ・クラッシコ協会日本初の公式ウェビナー
2021年3月16日に、イタリア・フィレンツェのキアンティ・クラッシコ協会が、日本で初めてとなる公式ウェビナーを開催します。このセミナーでは、講師として日本のイタリアワインの第一人者である宮嶋勲氏が登場し、「キアンティ・クラッシコ:唯一の個性を持つワインと産地」というテーマでお話しします。
ウェビナーの概要
このウェビナーは、15:00から16:15までの約75分間行われ、キアンティ・クラッシコの特性や魅力を深く理解する貴重な機会です。参加は、ワインの輸入業者やソムリエ、小売業者、報道関係者に限定されており、業界関係者にとっては、最新の情報を得るための絶好のチャンスとなっています。このセミナーに参加するには、事前の申し込みが必要です。
申し込みは、以下のリンクから行えます。
申し込みリンク
2020年の収穫について
ウェビナーでは、2020年のワイン造りに関する情報も取り上げられます。新型コロナウイルスの影響で海外出張が制限される中で、多くの生産者がブドウ畑でじっくりと時間を過ごすことができたとのことです。特に気候条件は良好で、冷涼な春を経て、暑い夏が続いたことで、完璧なブドウの成熟が実現しました。
生産量は前年と比べて約10%減少する見込みですが、これは主に4月の夜間の低温が影響したとされています。しかし、全体的には高品質なワインが期待される年となるようです。
キアンティ・クラッシコの特徴
キアンティ・クラッシコは、その産地固有の個性を持つワインとして知られています。特に、黒い雄鶏のトレードマークによって識別できるそのワインは、他のワインと一線を画す存在です。キアンティ・クラッシコ協会は、1924年に設立され、現在515の生産者が加盟しており、そのうち354が自らのブランドでワインをリリースしています。
会長のジョヴァンニ・マネッティ氏は、このウェビナーを通じて日本の皆さんと安全にコミュニケーションを取れることを嬉しく思っていると述べています。彼は、参加者が興味深い情報を得られるよう全力を尽くすつもりです。
宮嶋勲氏について
宮嶋勲氏は、1959年に京都で生まれ、東京大学経済学部を卒業後、1980年代にはローマの新聞社に勤務。その後日本とイタリアでワインと食に関する執筆活動を行い、BSフジのTV番組や書籍も手掛けてきました。彼はイタリア文化への貢献により、イタリア大統領から勲章を受章した経歴を持っています。
参加者の皆さんには、お好きなキアンティ・クラッシコワインを手にウェビナーを楽しんでいただきたいと思います。公式HPの日本語コンテンツもぜひご覧ください。
公式HP
この機会に、キアンティ・クラッシコの魅力を再発見し、専門知識を深めてみてはいかがでしょうか。