未来を担う子どもたちが考える「しあわせ」オンラインイベント
公益財団法人海外子女教育振興財団が主催する「JOES Davos Next 2025 ~GLOBAL STUDENT SUMMIT~」は、子どもたちが「しあわせ(well-being)」について学ぶためのオンラインイベントです。今年のテーマである「ウェルビーイング」は、現代社会でますます重要視されている概念です。実際、このイベントでは、九州大学の馬奈木俊介教授を講師として迎え、子どもたちが自らの「しあわせ」について深く考える機会を提供します。
「JOES Davos Next」は、様々な国や文化に暮らす子どもたちがオンラインで集まり、グローバルな問題について意見を交換するプラットフォームです。このプロジェクトの名前には、ダボス会議における世界のリーダーたちのような人材を育成したいという強い願いが込められています。子どもたちが地球規模の課題を考えることを通じて、自らの意見を持ち、異なる視点を知り、より良い未来を作っていく力を養うことが目的です。
ウェルビーイングの重要性
近年、しあわせを測る指標として、GDP(国内総生産)の数字だけでは人々の幸福感を捉えきれないことが広く知られるようになりました。物質的な豊かさだけでなく、身体的、精神的、社会的な満たされた状態を意味する「ウエルビーイング」という概念が注目されています。この変化は、現代の価値観が物質的な豊かさから精神的な豊かさへとシフトしていることを示しています。
今回のイベントでは、幸福感や生産性の向上を促進するために「ウエルビーイング」をどう考えればよいか、具体的な実例を通じて見つめ直します。社会問題が多様化し、持続可能な社会の実現が求められる今、子どもたちが「しあわせ」について真剣に考えることは極めて重要です。特に、ウェルビーイングが良好な社会づくりに不可欠であるという観点からも、子どもたちの学びは今後の社会に大きな影響を与えると期待されます。
イベントの流れと参加方法
このイベントは二部構成で行われます。まず第一部では、11月19日(水)に行われるライブ配信の基調講演が行われ、その内容は後日オンデマンドで視聴可能です。第二部では、オンライン掲示板での意見交換が行われ、子どもたちは他の参加者とのディスカッションを通じて、自らの考えを深めることができる機会を得ます。
参加対象は、第一部には誰でも参加可能ですが、第二部は小学5年生から中学3年生が対象です。事前申し込みが必要で、会場での討論や意見交換を通じて、世界中の仲間たちとつながることができます。
実施概要
- - 講師: 馬奈木俊介(九州大学主幹教授)
- - 日時:
- 第一部: 2025年11月19日(水)19:00~20:30(基調講演)
- 第二部: 2025年10月15日(水)~12月12日(金)
- - 対象年齢: 第一部は誰でも、第二部は小学5年生から中学3年生相当
参加希望者は、11月12日(水)までに申し込みを完了し、事前ワークに取り組むことが求められます。このイベントは、子どもたちが「しあわせ」を考えるきっかけとして、多くの参加を待っています。詳細や申し込みは、
こちらの公式サイトをご覧ください。
「しあわせとは何か」を考える良い機会となるこのイベント。未来を担う子どもたちが、より良い社会を築くためのヒントを見つけられることを期待しています。