ターキッシュティーの魅力を発見するイベント開催
2023年12月、東京・八芳園にて特別なイベントが開催されました。これはトルコの紅茶文化100周年と日本とトルコの外交関係樹立100周年を記念するもので、イースタン・ブラック・シー・エクスポーターズ・アソシエーション(DKİB)が主催しました。このイベントは、トルコ紅茶の豊かな伝統と独特の風味を紹介することを目的としていました。
ワークショップでの学び
イベントの初日は、「ターキッシュティーマスターへの道」というワークショップが行われ、参加者たちはトルコのティーインストラクターから直接、ターキッシュティーの淹れ方を学びました。特に印象的なのは、ターキッシュティーの淹れ方を教えるために来日したティーマスターたちによる指導です。彼らは伝統的なダブルティーポットを使い、チューリップ型のグラスでの提供方法など、細やかな技術を披露しました。
記念セレモニーと資格取得
ワークショップの最後には、トルコの紅茶文化100周年を祝う記念セレモニーも行われました。この場で、30名の新しいターキッシュティーインストラクターが誕生したことは特筆すべきです。
コンペティションでの情熱
2日目となる12月12日には、「マスターズ・デュエル:ターキッシュティーの美学」というコンペティションが開催されました。このコンペティションでは、ターキッシュティーの淹れ方が競われ、参加者は茶葉の分量や淹れ方の正確さが求められました。最優秀賞には有田由美夏さんが選ばれ、そのコメントには、ターキッシュティーが人々を結びつける重要な存在であることが述べられました。
テイスティングイベントでの体験
イベントの締めくくりには、12月13日に一般の方向けにテイスティングイベントが行われ、「トルコを味わう」というテーマのもと、約200名の参加者がトルコの紅茶文化を堪能しました。参加者は、ターキッシュティーの風味だけでなく、バクラヴァやシミット、ドライフルーツなどのトルコの伝統的な甘味も楽しむことができ、五感でその文化を感じることができました。
DKİBの活動を知る
DKİBは、トルコの輸出業者を代表する公的機関として設立され、2001年と2010年には組織拡張も行われています。企業の成長を目的に国内外で活躍し、地域の産業の国際的なプレゼンスを向上させるために、さまざまな活動を展開しています。
このように、トルコの紅茶文化に触れるこのイベントは、参加者にとって貴重な体験となりました。トルコ紅茶は、まさに人々を結びつけるものであり、今後もその魅力は多くの人々に広がっていくことでしょう。