新たなクラフトビールが誕生
全国で注目されるクラフトビールの新商品として、東京都三宅島産のパッションフルーツ「とろぴか丸」を使用した「COEDO soil-ソイル-(Passion Fruit Sour Ale)」が発表されました。このビールは、株式会社協同商事を中心に、三宅島のパッションフルーツ生産部会とニューホライズンコレクティブ合同会社が共同開発した結果誕生したものです。2025年9月25日からCOEDO公式オンラインストアで先行予約が開始され、10月8日より出荷が始まります。
三宅島の特性を活かしたパッションフルーツ
三宅島は、2000年の雄山噴火を経て全島避難を経験し、その後の復興過程でゼロからのスタートを切った特別な土地です。この環境で育まれたパッションフルーツ「とろぴか丸」は、火山性の土壌と黒潮の影響を受けた独自の気候で育てられ、農家の思いが詰まった希少な果実です。パッションフルーツの生産は、復興の象徴となり、多くの人々に希望や幸せを届ける役割を担っています。
「とろぴか丸」は、厳しい基準をクリアした生産者のみが出荷できるブランドパッションフルーツです。2024年には商標出願も行われ、2025年には正式に「三宅島パッションフルーツ とろぴか丸」として登録され、そのブランド価値も強化されています。
クラフトビールの魅力
COEDO soilは、パッションフルーツの甘みとサワーエールの酸味が融合した一杯で、トロピカルな香りが感じられます。夏にぴったりなサワーエールに仕上げられており、このビールを通して三宅島の物語も伝わってくるようです。この商品は単なるビールではなく、地域のストーリーを感じることができる特別な飲み物です。
また、本プロジェクトでは規格外品の果実も使用されることで、農産物のロスを削減し、持続可能な社会を実現する試みにも貢献しています。これにより、農家が手間をかけて育てた果実が無駄になることを防ぎ、環境保護にも寄与しています。
生産者の思い
生産部会の会長である前田洋一氏は「火山災害から復興を重ねて育ててきた三宅島産パッションフルーツを、COEDOビールとして商品化できたことに大きな喜びと誇りを感じています」とコメントしています。彼の言葉からは、地元の人々の熱い思いが伝わります。
販売情報
COEDO soilの先行予約は2025年9月25日18時から、COEDO公式オンラインストアとROJI日本橋ONLINE STOREで行われます。10月8日からは、全国の各地に出荷が始まり、様々なビアパブや飲食店でも楽しむことができるようになります。
販売先の一部
- - COEDO公式オンラインストア
- - ROJI日本橋ONLINE STORE
- - EXIVIN(西武所沢S.C店・そごう大宮店)
今回のクラフトビールは、三宅島の復興の象徴として、多くの人にその魅力を届けることを目的としており、パッションフルーツの爽やかな風味で、飲む人々に元気を与える一杯となっています。これからの発売がとても楽しみです!