新型コロナ時代の初詣
新型コロナウイルス感染症の影響で、私たちの生活様式が変わりつつある中、鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)では新しい参拝様式「三十三が日」を推奨しています。この新しいスタイルは、多くの参拝者が安心して初詣を楽しめるように工夫されたものです。特に、2390年の歴史を持つこの古社での参拝を、安心安全に行えるよう配慮されています。
三十三が日とは
毎年、三が日に70万人以上が訪れる鹿島神宮ですが、今年は、「密を避ける」という新型コロナウイルス感染対策を基にした参拝スタイルの確立が求められています。「三十三が日」とは、初詣の期間を元日から節分の2月2日までとし、ゆっくりと参拝できるようにする考え方です。これにより、混雑する時期を避け、よりリラックスした気持ちで神社を訪れることができます。
安全な参拝の実施
この取り組みにはいくつかの感染防止対策が含まれており、3つのポイントが挙げられます。まず、参拝者には年頭や混雑の時間帯(午前10時〜午後3時)を避けるよう推奨しています。また、神社内にはサーマルカメラが設置され、参拝者の検温を実施。さらに、マスクを着用していない方の境内への立ち入りを控えていただくようお願いしています。これらの対策により、安全で安心できる初詣が可能となっています。
鹿島神宮の歴史
鹿島神宮は神武天皇元年に創建された信仰の地で、古事記や日本書紀にも登場します。勝負や武道の神様として信仰される「武甕槌大神」が祀られており、歴史的にも重要な神社です。源頼朝や徳川家康など、名だたる武将たちに篤い信仰を受け、関東随一の神社とされています。
鹿島神宮カード
また、鹿島神宮では「鹿島神宮カード」という特別なクレジットカードが発行されています。このカードは、会員の年会費やポイントが神社の維持や文化財保護に役立てられる仕組みです。これにより、日常のお買い物を通じて伝統文化の継承や社会貢献ができるというメリットもあります。
これからの新しい生活様式の中で、ぜひ地域の歴史や文化を感じながら、安全な参拝を楽しんでいただければと思います。新年を迎えるこの時期に、心温まる参拝ができることを願っています。詳細については、鹿島神宮の公式ウェブサイトをご確認ください。
詳細リンク:
鹿島神宮