田口木工が描く新たな未来
埼玉県秩父市を拠点に、60年の歴史を誇る【田口木工㈱】が、事業の大きな転換を迎えました。2024年9月1日より、商社としての新たなチャレンジを開始し、その一環として東京都港区六本木と、渋谷区宇田川町に新オフィスを設立することが発表されました。これにより、埼玉工場はそのまま存続し、全体で3つの拠点を持つこととなります。
会社の理念と事業展開の背景
田口木工は『10年後に成長する企業創り』を掲げ、常に進化を続けながら、業界内外で名を馳せる企業を目指しています。代表の田口翼氏は、地域の素材や職人技術の価値を広めることに主眼を置き、商社業務を通じて、そのリーチを拡大する計画を進めています。この新たなフットプリントは、地域にとどまらず、日本全国、さらには世界への展開を見据えたものです。
メディアに取り上げられる企業
田口木工は、事業の成長に伴い、テレビ東京の『ワールドビジネスサテライト』や『埼玉ビジネスウォッチ』、さらに『日経トレンディ』や『るるぶ埼玉版』など、数多くのメディアに取り上げられています。このようなメディア露出を通じて、地元の魅力を発信し、自社の取り組みを広めることに努めています。
施工および製作実績
田口木工は、さまざまなプロジェクトでの施工実績を持ち、地域に根ざした事業を展開しています。たとえば、秩父市内の『ちちぶコーヒー cafe 森羅万象』をはじめとして、エレキギターのプロデュースも行っています。国内のギターメーカーとのコラボレーションの結果、ミズナラ樽や埼玉のヒノキ、杉を使用したギターが製作されています。
受賞歴と商品の特長
「埼玉県新商品AWARD2022」では大賞を受賞したこともある商品『know enough / 樽を知る』は、ウイスキー樽から得られる希少な味わいをスティック状に加工し、飲料に加えることで新たな風味を生み出す革新性を兼ね備えています。限られた高級酒だけに使われるミズナラ樽からのエキスを活用するこの商品は、飲み手を魅了することでしょう。
会社情報
【田口木工㈱】の新オフィスは、東京都港区六本木4丁目8−5 和幸ビル内、東京都渋谷区宇田川町34番5号 サイトービル内に設置されます。一方、埼玉工場兼ギャラリーは、秩父市黒谷546番地に位置し、ここで様々な商品を紹介・提案していく予定です。営業時間は平日8:00-17:15、土日祝日は定休日ですが、東京オフィスは不定休となっています。
田口木工がこれからどのような成長を遂げていくのか、業界から目が離せません。彼らの果敢な挑戦に期待が高まります。