中高生のための居場所「テクリエ さぎのみや」がオープン
2025年2月5日、東京都中野区鷺宮に新しい中高生向けのスペース「テクリエ さぎのみや」が開所しました。運営を担うのは認定NPO法人CLACKで、地域の若者たちがデジタル技術に触れる素晴らしい場所としての役割を果たすことを目指しています。
開所式と地域の関心
開所初日には中野区や子ども家庭庁など、多くの行政関係者が参加した開所式が行われました。テープカットセレモニーに加え、実際に子どもたちがデジタル機材に触れる体験も行われ、参加者たちはこの新しい試みに対する期待感を抱いていました。
「テクリエ さぎのみや」の目的
「テクリエ さぎのみや」は、特にAIやデジタル技術が当たり前となる未来に向けて、経済状況や家庭環境に左右されずに子どもたちが安心して学び、技術を体験できる場を提供することを目的としています。ここでは、子どもたちが自分の興味やクリエイティブな側面を発見し、成長する手助けをします。
多くの中高生がSNSや動画鑑賞に時間を割いている中、「テクリエ」ではそれをポジティブな体験へと導き、様々なデジタル技術への興味を引き出します。成功することで自信を得られる機会を提供し、「またやってみたい」と感じてもらえるような体験を創出することが、この施設のメインテーマです。
施設の魅力的な構造
「テクリエ さぎのみや」は、1階がワッフルカフェ、2階と3階がデジタル関連のスペースに分かれています。1階のカフェでは、ワッフルを楽しむことができ、さらに子どもたちが無料で食べられるチケットを購入できるため、仲間との交流の場としても機能します。
2階にはVRや3Dプリンター、レーザーカッターなど、多種多様なデジタル機材が揃い、友達同士でのクリエイティブな活動が促進されます。一方、3階は集中して作業を行いたい中高生向けのフロアで、プログラミングやデジタルアート、動画編集などを自分のペースで学ぶことができます。
主な特徴と利用方法
「テクリエ さぎのみや」は中学1年生から高校3年生までが無料で利用可能で、デジタル機材に自由にアクセスでき、常駐するメンターに気軽に相談できる体制が整っています。開館時間も中高生が通いやすい夕方から夜に設定されており、子どもたちにとって使いやすさも考慮されています。
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開館時間:毎週月・火・木・金曜日の13:00〜20:00
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利用方法:初回の登録や予約は不要で、保護者同意書があれば継続利用も可能
CLACKの活動との連携
この取り組みは、認定NPO法人CLACKの「生まれ育った環境に関係なく、子どもが希望とワクワクを持てる社会」を実現するための一環です。CLACKは大阪と東京で、さまざまなデジタルに関連した支援活動を行い、特に困難を抱える中高生の自立をサポートしています。
公式サイトやSNSを通じて、今後のイベント情報や利用状況が発信されていく予定です。中高生たちが「テクリエ さぎのみや」で新たな経験を積み、未来の可能性を広げていくことを期待しています。
訪問・利用を希望される方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください: