Dynabookが発表した透過型XRグラス「dynaEdge XR1」
Dynabookは、製造から医療まで幅広い分野でのデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進する新しい透過型XRグラス「dynaEdge XR1」を発表しました。この新製品は、現実世界と仮想空間を融合させるXR技術を駆使しており、現場での情報表示を可能にし、さまざまなシーンで有用なソリューションを提供します。さらに、オフィス環境でも活用できるように設計されており、PCとの連携による新しい作業スタイルを提案しています。
XR技術の導入による効果
「dynaEdge XR1」は両眼タイプの透過型XRグラスであり、これにより単眼タイプのARグラスに比べて仮想UI表示領域が大幅に拡大されています。さらに、独自に開発されたテンプル部分にクッションを装着することで、かけ心地も大幅に改善。使用者は現実空間を見ながら情報を確認できるため、業務におけるコンピューティングの支援が格段に向上します。
本製品は法人向けに特化しており、特にメンテナンス業務や倉庫でのピッキング作業など、現場DXを実現させるためのツールとして多くの企業に導入されることが期待されています。また、PC接続機能により、新幹線やカフェなど生成環境でも仮想マルチスクリーンとして作業が行えるため、作業の効率化が図れます。
未来を見据えたビジョン
Dynabookは、AIを活用した多言語間の円滑なコミュニケーションや、外出先でのマルチスクリーンによる作業環境の創出など、働きやすい社会の実現を目指しています。「dynaEdge XR1」は、その一環として位置付けられています。教育や研修、遠隔支援など、多様な活用シーンが見込まれ、さらなる事業展開が期待されます。
特徴とスペック
「dynaEdge XR1」は透過型レンズを採用しており、自然な印象を持つデザインが特徴です。眼鏡の専門家によるデザイン監修を受け、使用感の向上にも配慮しています。また、直感的に操作できるシンプルなXRコントローラー「dynaEdge C1」が付属しており、移動中でもスムーズな操作が可能です。主なスペックは以下の通りです:
- - ディスプレイ:FHD解像度(1,920×1,080)、視野角約45°
- - カメラ:RGBカメラ×1、モノクロカメラ×2
- - オーディオ:スピーカー×2、マイク×2
- - 通信機能:Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
ビジネス共創パートナープログラムの展開
Dynabookでは新商品の特長を最大限に活かすため、ビジネス共創パートナープログラムを始動しました。これにより、ユーザーからのフィードバックや新たな活用法を模索し、共に新しい価値を生み出していくことを目的としています。ご興味のある企業様からの問い合わせをお待ちしています。
発売と今後の展望
「dynaEdge XR1」はオープン価格で2025年春に発売予定です。公式ウェブサイトにて詳細情報が発表される予定です。ユーザーに新しいXR体験を提供することで、DXのさらなる加速化を期待しています。今後は博物館や美術館、スポーツ観戦などの新たな分野での展開も視野に入れています。