豊田市と大日本ダイヤコンサルタントの連携
愛知県豊田市は2023年に大日本ダイヤコンサルタント株式会社(本社:東京都千代田区)との間で「SDGs達成に向けたモニタリング及び市政への反映に関する連携協定」を締結しました。この協定により、豊田市はSDGs(持続可能な開発目標)の達成度を詳細に評価・分析し、地域でのSDGsの推進を加速させる仕組みを構築します。
SDGs達成度の評価・モニタリング
この連携に基づき、豊田市では以下のような事業が実施される予定です。
1.
SDGsモニタリング:国際連合地域開発センターが開発したSDGsモニタリングツールを使用し、豊田市のSDGs達成度を評価・モニタリングします。
2.
分析・市政への反映:モニタリングの結果を分析し、得られたデータを市政に反映させる取り組みを行います。
3.
市民への周知:モニタリングの結果を豊田市内のステークホルダーや市民に周知し、理解促進と行動の変容を促します。
4.
国内外への普及:得られた知見やモニタリング方法の普及・推進事業も計画されています。
5.
必要な事業の実施:その他、目的達成に向けた必要な事業を展開します。
SDGs達成度評価指標について
SDGs達成度評価指標は、日本の自治体の統計に基づいて開発され、SDGsの169ターゲットのうち地方自治体レベルで対応可能な142ターゲットを56の指標に集約しています。この指標によって、日本国内での地域の課題、特性、強みと弱みを客観的に把握することが可能になります。
国際首長フォーラムの開催決定
さらに、豊田市では2025年10月14日(火)から16日(木)の3日間、国際連合経済社会局(UN DESA)が主催する「国際首長フォーラム」が開催されることも決まっています。このフォーラムは日本での初開催となり、持続可能な都市開発や気候変動対策の議論が行われ、世界各国の都市代表者が集まります。
会場は名鉄トヨタホテルおよびホテルトヨタキャッスルで行われる予定です。このイベントを通じて、豊田市のSDGs達成に向けた取り組みへの注目がさらに高まることが期待されます。
結論
愛知県豊田市は、SDGsの実現に向けた取り組みを強化するため、大日本ダイヤコンサルタントとの協力体制を整えています。これにより、地域社会の持続可能な発展と市民の意識の高揚を図りつつ、国際的な場でもその成果を発信していくことでしょう。