古越龍山の紹興酒、JFSでグランプリを獲得
中国を代表する紹興酒ブランド「古越龍山」の「金龍」と「善醸仕込み」が、「ジャパンフードセレクション(JFS)」で最高評価のグランプリを受賞しました。これは紹興酒として日本初の快挙で、特に日本市場にマッチした商品設計や新しい飲み方の提案が評価された結果です。
伝統を守る新たな挑戦
永昌源は1948年に創業し、日本市場で古越龍山を展開してからは2008年からのこと。その間、味わいと安全性は勿論のこと、消費者の嗜好に応じた革新的なアプローチを行ってきました。これにより、グランプリ受賞という成果を収めることができました。JFSは日本フードアナリスト協会が設立した評価制度で、多角的な視点から食品と飲料の品質を評価します。カスタマー視点での評価が特徴で、受賞した商品は業界からも高い信頼を受けています。
古越龍山の魅力とは?
古越龍山は浙江省紹興市に拠点を置く老舗酒造メーカーであり、厳選されたもち米や名水、伝統的な酒母を使用しています。「金龍」は5年もの熟成を経た原酒を用い、豊かな甘みとバランスの取れた酸味を実現しています。またそのパッケージは高級感を醸し出しており、見た目にも訴求します。
一方、「善醸仕込み」はその製法により、濃厚かつ華やかな香りが特徴です。特にソーダ割りなど新しい飲み方にも適しており、最近のトレンドに応えています。これらの製品は、紹興酒に新たなアプローチをもたらし、幅広い飲用シーンを創出しています。
大山社長のコメント
グランプリ受賞に際し、永昌源の代表取締役社長大山拓郎氏は「これまでの支援に感謝しつつ、日本の若者やカジュアルな飲用シーンにマッチする商品の開発を進めてきた」と述べています。その姿勢は、古越龍山が日本における中国酒文化の普及に大きな貢献を果たそうとしていることを示しています。
永昌源の歴史と役割
永昌源は1948年に設立され、当初は満州からの引き揚げ者たちが持ち込んだ醸造技術を生かして日本国内で中国酒を製造・販売することから始まりました。2002年にはキリングループに加入し、全国的な展開と認知の拡大を実現してきました。
受賞製品の詳細
1.
古越龍山金龍
- 内容量: 180ml、600ml、1800ml
- アルコール度数: 17%
- 価格: 180ml 313円、600ml 943円、1800ml 2481円
2.
古越龍山善醸仕込み
- 内容量: 600ml、1800ml
- アルコール度数: 16.5%
- 価格: 600ml 987円、1800ml 2582円
日本の皆様に、古越龍山の伝統とその革新を楽しんでいただき、紹興酒文化の深さと美味しさを広く伝えていくことが、永昌源の使命です。