レノボ、革新を重ねたハイブリッドAIポートフォリオを発表
レノボ、革新を重ねたハイブリッドAIポートフォリオを発表
2023年10月15日、レノボはワシントン州ベルビューで行われた年次グローバルイベント「Tech World」2024で、同社のビジョン「Smarter AI for All」の新たなフェーズを発表しました。レノボのハイブリッドAIポートフォリオは、企業、産業、個人に革新をもたらし、具体的な投資効果を提供する包括的なAIソリューションとデバイスに焦点を当てています。
昨年の成功をもとに、レノボはハイブリッドAIの進化を図り、プライベートクラウドとパブリッククラウドを統合した新技術を披露しました。その中には、企業向けの「Hybrid AI Advantage」や、最新の「ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10 Aura Edition AI」ラップトップが含まれています。また、ローカルAIエージェント「Lenovo AI Now」や、持続可能なAIを実現するための次世代冷却システム「Lenovo Neptune」なども発表され、エコシステム全体での協力と進化が強調されました。
レノボは、パートナーや顧客との強固なコミュニティを活かし、AI技術が可能性を超えて変革的な成果を生み出すことを示しました。レノボの会長兼CEO、ヤンチン・ヤンさんは、「AIは個人の生活を豊かにし、企業の生産性を向上させる」と述べ、ハイブリッドAIビジョンを具体化する取り組みを進めていることを語っています。
特に注目すべきは、「Lenovo Hybrid AI Advantage」です。これは、組織がインテリジェンスを迅速に成果に変えるためのフレームワークであり、AIライブラリを利用して、企業が最小限の手間でAIソリューションを導入できるよう支援します。このライブラリは、多様な業界や業務機能に対応し、マーケティング、製品開発、カスタマーサービスなどに最適化されています。
また、次世代液冷システム「Lenovo Neptune」は、パフォーマンスの向上を目指し、エッジからクラウドまでのハイブリッドインフラストラクチャを実現します。このシステムはデータセンターの電力消費を最大40%削減しながら、高速な生成AIを支える基盤を提供します。
レノボは、PCやスマートフォン、サーバーなど、幅広いデバイスにAI技術を統合することで、多様なプラットフォームへの対応を進めています。新たに発売されるAI技術やソリューションは、個人利用から企業のワークフローに至るまで革新をもたらし、利用者の生産性を飛躍的に向上させる可能性を秘めています。
加えて、レノボは特に人間中心の開発への取り組みを強調し、AIによる文化遺産の保護や生活の質の向上を目指しています。具体例としては、アルツハイマー病や認知症の支援を目的にしたアバターコンパニオン「Alzheimer’s Intelligence」が発表されました。この取り組みは、AIの持つ社会的貢献の可能性を示しています。
Tech World 2024での発表は、レノボが意義のあるインパクトを世界にもたらすことへのコミットメントを示しており、利用者の体験を向上させるスマートなテクノロジーの進化へとつながるでしょう。レノボの最新技術がどのように私たちの生活や仕事を変えていくのか、今後の展開に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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レノボ・ジャパン合同会社
- 住所
- 東京都千代田区外神田秋葉原UDX 北ウイング10階
- 電話番号
-
0120-030-984