「HIKALY」体験デモ
2022-06-27 15:44:32

メタヴァース空間での心理カウンセリング「HIKALY」体験デモの成功と今後の展望

メタヴァース空間での新たな心理カウンセリング「HIKALY」



2022年5月、高知市で開催された「第95回日本産業衛生学会」では、メタヴァースを活用した心理カウンセリングルーム「HIKALY」の体験デモが行われ、多くの専門家から注目を集めました。この学会は、産業医や心理職を含む医療関係者が集まる国内最大規模のイベントで、4日間にわたって業界の最前線を探る場となりました。

VRカウンセリングの可能性



5月26日には、医療法人啓光会の遠迫憲英理事長と株式会社Psychic VR Labの山口征浩代表によるランチョンミーティングが開催され、聴講者数は150人を超えました。両者は「VR/メタヴァースを用いた心理カウンセリングの可能性」について熱く語り、VR技術がもたらす医療の未来について掘り下げました。特に、ポストコロナ社会におけるリモートワークの普及に伴い、心理的なサポートニーズが高まる中でのVRの役割が注目されました。

体験デモの盛況



会場内に設置されたHIKALYの体験デモブースでは、約100名の参加者が最新のVR技術を使った心理カウンセリングを実際に体験しました。参加者たちは、仮想空間でのカウンセリングがもたらす新しいリラクゼーション体験に感心し、様々な質問が交わされました。特に、医療従事者や企業のVR担当者からは、VR/メタヴァースを用いた医療サポートの実現可能性に対して前向きな意見が相次ぎました。

HIKALYの背景と特長



「HIKALY」は、医療法人啓光会と株式会社Psychic VR Labが共同開発したプロジェクトです。特に、アイソレーションタンクを併設する国内唯一の心療内科HIKARI CLINICの経験が基になっています。この精神科医療の現場での知見を活かし、VR空間での特殊な知覚作用と深いリラクゼーションとの関連性を模索しました。ここに、感覚の遮断や包囲を通じた新たなカウンセリング手法が確立され、2021年4月に「HIKALY」として公開されました。

新たな法人向けEAPサービス



HIKALYの発表にあたって、法人向けのEAP(従業員向け支援プログラム)サービスも新たにリリースされました。このプログラムは、企業内でのメンタルヘルス支援として、効率的に心理的サポートを提供することを目指しています。これにより、企業の生産性向上にも貢献できる可能性が期待されています。

今後の展望



今回の体験デモや新サービスの発表は、VR技術を用いた心理カウンセリングの未来を感じさせるものであり、多くの医療従事者や企業関係者の関心を集めました。コロナ後の新しい働き方や生活様式に適応した心理的サポートが求められる中、HIKALYはその一翼を担う存在として成長していくことでしょう。今後もVR/メタヴァースが医療分野でどのように進化し、広がっていくのか、目が離せない状況です。

この革新的な取り組みが、未来の心理カウンセリングの在り方を変えていく日もそう遠くないかもしれません。HIKALYの今後にご期待ください。

会社情報

会社名
医療法人啓光会
住所
岡山県岡山市北区下石井2-4-13ORIX岡山下石井ビル2F HIKARI CLNIC
電話番号
086-222-5200

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