不登校支援の新たな試み「探究ナビゲーター認定講座」が始まる
最近の文部科学省の調査によると、小中学生の不登校児童・生徒の数が過去最多の35万3,970人に達し、12年連続で増加傾向が続いています。この状況を受けて、教育の現場では「学びの伴走者」となる人材が急激に求められるようになっています。この問題に対処すべく、2026年4月に設立される一般社団法人「探究推進機構」(TAO)が新たに開講する「探究ナビゲーター認定講座」が注目を集めています。
学びの伴走者が必要な理由
AIやデジタル技術の急速な進展に伴い、子供たちがどのように学ぶべきか、またどのように子供たちに関わるべきかが問われています。保護者や教育現場の教員たちも、子供たちに効果的にサポートするための方法に頭を悩ませています。このようなニーズに応えるため、TAOは教育界の第一線で活躍する研究者や実践者を集結させ、新しいアプローチを模索しています。
元文部科学副大臣で東京大学教授の鈴木寛参与は、AIやロボットが急速に普及する中で、「人間の役割とは何か」が今一度問われていると語ります。「探究」を通じて人間の本質を再確認し、子供たちの探究心を育む重要性を強調しています。
不登校の子どもたちを支えるための「探究ナビゲーター」
「探究ナビゲーター認定講座」は、保護者や教育関係者、さらには子供たちの主体性や探究学習に興味を持つすべての人を対象にしています。6月15日からスタートするこの講座は、入門編から養成者編まで4つのセッションに分かれており、参加者は実践的なスキルを学ぶことができます。
この講座の入門編は、知窓学舎の代表である矢萩邦彦理事が担当し、全10回のオンデマンド動画形式で提供されます。彼は教育には「教える」だけではなく、子供たちが主体的に学べる環境を整えることの重要性を強調しており、受講生には探究的な学びを促進する技術や考え方を伝える予定です。
探究ナビゲーター認定講座の詳細
- - 名称: 探究ナビゲーター認定講座
- - 開講日: 2026年6月15日
- - 構成:
- 【入門編】全10本の動画+確認テスト(価格: 14,800円・予約価格: 9,800円、担当:矢萩邦彦理事)
- 【基礎編】事前動画+全6回(価格: 39,800円、担当:炭谷俊樹代表理事)
- 【発展編】2027年募集予定(担当:田中茂範参与・小田真人理事)
- 【養成者編】入門編・基礎編・発展編修了者対象、2027年募集予定。
- - 形式: オンデマンド動画形式(入門編)/オンラインリアルタイム参加型講座(基礎編)
- - 認定: 修了者にはデジタル認定証が発行される予定です。
探究型教育の重要性と使命
TAOの代表理事である炭谷俊樹は、「教育の本質は知識を与えることではなく、子供たちが好奇心を持ち、自ら問いを見出し、探究する力を育むことだ」と述べています。今こそ、教育の現場における「第3の教育」を提唱する時期であり、学びの伴走者を増やすことが社会的に求められています。
「探究ナビゲーター認定講座」は、ただのスキルを学ぶ場ではなく、実際に子供たちと共に成長し、共に学び合うための基盤を築くための貴重な機会です。
今後の教育の変革を支える「探究ナビゲーター」としての未来は、一人一人の手の中にあります。ぜひ、この機会を活用して、さらなる教育の進化に貢献していきましょう。