金融翻訳の革新
2025-11-18 13:27:53

三菱UFJ銀行向け独自LLMが実現する金融翻訳の革新

金融翻訳の新たな方向性



Japan Digital Design(以下、JDD)は、金融市場関連の文章翻訳に特化した大規模言語モデル(LLM)「Llama-3.3-fintranslate-JDD-70b」を開発し、国内最大手の三菱UFJ銀行にその成果を提供することになりました。この背景には、金融市場特有の表現が既存の翻訳ツールでは扱いにくいという課題があります。金融業界においては、正確かつ迅速な情報伝達が求められます。現在、グローバルにその情報を発信する需要が高まっているため、効率的な翻訳が業務の成否を左右することは言うまでもありません。

開発の背景と目的



従来の翻訳ツールでは、マーケットレポートや中央銀行のリリースといった専門的なコンテンツを適切に翻訳することが難しく、この点が業務の効率を阻む要因となっています。これに対する解決策として、JDDは三菱UFJ銀行がこれまでに蓄積した日本語・英語の市場レポートから対訳データセットを作成しました。さらに、米Meta Platforms社が提供した「Llama-3.3-70B-Instruct」をもとに、特有の表現に特化した学習を行い、業務に実際に使用できるレベルの翻訳精度を目指しました。

専門家による性能検証



新たに開発したLLMの性能評価では、三菱UFJ銀行の市場関連業務に従事する専門家が参加しました。彼らは、実際に業務で用いる金融市場レポートから抽出した15のパラグラフを翻訳し、相対的および絶対的な評価を行いました。結果として、約60%がJDDのモデルを評価し、優れた翻訳精度が確認されました。さらには、93%の専門家が翻訳結果を業務用として使用できると判定しました。これにより、JDDのモデルが既存のGPT-4oよりも優れた性能を持つことが証明されました。

検証結果の詳細



追加の性能検証として、約4,500件の金融市場関連文章がJDDモデルとGPT-4oモデルで翻訳され、5つの評価項目においてスコアリングが行われました。流暢さや正確性、金融用語の適切な選択、原文のカバー率等の各項目でJDDモデルが高得点を獲得し、総合的な翻訳品質においても優位性を示しました。この結果は、専門家による評価と一致しており、実務での利用が期待されます。

今後の展望



JDDは三菱UFJ銀行との共同プロジェクトを通じて、LLMの利活用に関するノウハウを蓄積してきました。このプロジェクトは、JDD自身の技術を深化させ、今後のアプリケーション開発にもつながるものです。JDDは、得られた知見を基に生成AI技術を駆使したハイレベルな業務支援ソリューションの提供を進めており、金融業界におけるデジタルトランスフォーメーションを加速していく所存です。


JDDについて



Japan Digital Design株式会社は、MUFGグループの一員として、「金融の新しいあたりまえを創造し、人々の成長に貢献する」という明確なミッションを掲げています。顧客視点に立ったサービス提供や、データ分析能力、最新技術の導入を通じて、より良い金融体験を追求しています。今後もその理念のもと、金融業界に革新をもたらす存在として、更なるサービス向上に努めていく予定です。


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会社情報

会社名
Japan Digital Design 株式会社
住所
東京都中央区日本橋本石町3-3-5 日本橋トークビル (受付 9階)
電話番号

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