ピクスタ株式会社は、写真やイラストなどのデジタル素材を提供する「PIXTA」の画像素材定額制プランにおいて、一部プランの価格を改訂することを発表しました。この変更は、広告市場の成長に伴う顧客ニーズの拡大に応えるために行われます。
価格改訂の内容
改訂内容は、月10点プランと月20点プランにおいて大幅な値下げが行われ、その他のプランは価格が据え置かれています。具体的には、月10点プランの新価格は3,740円、月20点プランは6,930円と設定され、年間の総額で見るとそれぞれ44,880円及び83,160円に。月3点、50点、100点、350点、750点プランには変更はありません。
また、この価格改訂によって現在契約中の購入会員様には、自動的な改定は適用されず、次回の更新時にプランを解約の上再契約することで新価格が適用されることになります。
背景にある市場の成長
近年、広告市場は急成長を遂げており、株式会社電通の調査によると2024年の日本の総広告費は76,730億円と前年比104.9%の増加が見込まれています。中でも、インターネット広告費は特に伸びており、その影響で広告クリエイターや企業からの画像制作ニーズも増加しています。このような背景を受けて、PIXTAは競争力のあるサービスを提供するため、価格の見直しが必要であると判断しました。
今後の取り組み
PIXTAは、広告市場のさらなる成長と多様化するニーズに応じて、引き続き高品質な画像素材を適正価格で提供することを目指しています。また、クリエイター会員との連携を強化し、品質を高めた素材のラインナップを拡充していく方針です。これにより、より多くの企業やクリエイターが創造活動を行いやすくなる環境を整えていきます。
PIXTAの概要
「PIXTA」は、2006年に設立され、プロ・アマチュアを問わず誰もがデジタル素材を売買できるオンラインプラットフォームとして展開されています。特に日本文化に根ざした素材が豊富で、広告制作に必要な様々なビジュアルニーズに応えることを目指しています。最近ではAI企業向けに学習データとしての素材提供も行っており、機械学習の分野での活用も期待されています。
さらに、法人向けの出張撮影サービス「PIXTAオンデマンド」や、撮影ディレクションを行う「PIXTAカスタム」など、多岐に渡るサービスを展開し、業界のリーダーとしての地位を確立しています。
公式ウェブサイトや関連ページで詳しい情報が確認できますので、ぜひ訪れてみてください。