株式会社レゾナックが2025年INCHEM TOKYOに出展
株式会社レゾナック(代表取締役社長 CEO:髙橋秀仁)は、2025年9月17日から19日まで東京ビッグサイトで開催される国際的な化学展示会「INCHEM TOKYO 2025」に出展します。このイベントは化学技術の最前線が集結する場であり、レゾナックは「INCHEMから未来を創る:GX・CE・DX技術を交えて共創する場」と題して、様々な取り組みを紹介する予定です。
特別企画と展示内容
レゾナックでは、化学技術を活用した持続可能な未来に向けての取り組みをパートナー企業や研究機関と共に展示します。主な展示内容は以下の通りです。
1. プラスチックのガス化ケミカルリサイクル
「川崎プラスチックリサイクル(KPR)」を通じて、使用済みプラスチックをガス化し、分子レベルで分解します。このプロセスでは、高温での分解を行い、水素と二酸化炭素を生成。KPRは運転開始から22年目を迎え、原料の多様化や資源の循環を進め、プラスチックのケミカルリサイクル効率向上に貢献しています。このシステムでは、化石燃料を用いることなく、水素を再利用し、環境に配慮した持続可能なサイクルが実現されています。
2. 低濃度CO2分離回収システム
2025年1月に分社化されたクラサスケミカル株式会社による低濃度CO2の分離回収システムの開発も進行中です。これは、排出ガスから低濃度の二酸化炭素を効果的に回収する技術です。
講演・プレゼンテーション
特別講演会
日時:9月18日(木)11:40~12:30
場所:東4ホール A会場
テーマ:「機能性化学メーカー レゾナックの成長戦略」
登壇者:レゾナック・ホールディングス 取締役 常務執行役員 CSO/CRO 真岡朋光
この講演では、生成AIを支える半導体パッケージング技術に関する取り組みや、国際的な戦略について詳しく紹介します。
プレゼンテーションステージ
日時:9月19日(金)14:30~14:50
場所:東5ホール内特設会場 特別企画ステージ2
テーマ:「循環型社会に向けたレゾナックの取り組み ~プラスチックリサイクルを中心に~」
登壇者:レゾナック 基礎化学品事業部 GX戦略推進部 別府隆幸
両日程ともに、聴衆との活発な情報交換が期待されます。
INCHEM TOKYO 2025 概要
- - 開催期間:2025年9月17日(水)~19日(金) 10:00-17:00
- - 会場:東京ビッグサイト 東展示棟
- - レゾナック展示ブース:5-SP07
- - 公式URL:INCHEM TOKYO 2025
環境に優しい未来のために
レゾナックは持続可能な社会の構築に向けた技術開発を推進しています。特にプラスチックリサイクルの事業は、使用済みプラスチックを再利用し、地球環境を守りながら企業の成長を図る重要な側面を持っています。その成果として、2022年には累計処理量が100万トンを超えたことが報告されています。このような取り組みを通じて、レゾナックは次世代の化学産業のリーダーとしての役割を果たすことを目指しています。