特定実験試験局の周波数範囲を見直し、意見募集結果を公表

特定実験試験局の周波数範囲見直しについて

2023年5月12日、総務省は特定実験試験局として活用可能な周波数の範囲についての見直しと、意見募集の結果を発表しました。これは、電波法施行規則に基づく取り組みの一部であり、関係業界の意見を反映させることを目的としています。

総務省は、平成16年度以降毎年、特定実験試験局の使用可能な周波数を公示しています。今年度も、周波数の範囲を見直す必要があるとの判断から、意見募集を実施しました。募集期間は令和7年3月15日から4月14日までの約1か月間で、合計6件の意見が寄せられました。

提出された意見の内容や、これに対する総務省の考え方については別紙として公表されています。これにより、社会からの声を基にした周波数範囲の見直しが行われることとなります。

この意見募集をもとに、総務省は速やかに告示の制定を行う予定です。告示には、周波数の範囲や使用可能な地域、期間が明記されることとなります。これにより、実験試験局の運営がより円滑に進むことが期待されます。

特定実験試験局の周波数範囲の見直しは、今後の通信環境の変化に柔軟に対応するために必要な施策です。寄せられた意見を反映させることで、より公正で透明性のある政策を進めていく総務省の姿勢が見受けられます。この結果、通信技術の進歩と、それに伴う実験研究の促進が期待されます。