UESATSUの空想花展が表参道で開催
株式会社バロックジャパンリミテッドが運営するアートギャラリー「LOVUS gallery」において、2025年5月10日から5月25日までの期間、グラフィックデザイナーのUESATSUによるソロ展『Imaginary Flowers(空想花展)』が行われます。本イベントでは、彼の代表作「Imaginary Flowers」シリーズを基にした新作が10点発表され、花の概念や記憶について深く探求する内容となっています。
展示の概要
本展は、日常の中で見る花のイメージがどのように我々の認識として現れるのかを探ることを目的としています。花は私たちの幼少期の記憶や経験と結びついており、無意識の中に刻まれています。たとえば、子供のころ遊んだ公園や祝い事で贈られた花など、その瞬間に立ち戻ることで、我々は花の存在を再確認することができます。しかし、UESATSUの作品は、その実在の花とは異なる「空想の花」を通じて、私たちの記憶や認識を再考させるものです。
UESATSUが描く花は、単に目に見えるものではなく、彼の記憶が生み出した「花の本質」を表現しています。空想の花が絵として現れる瞬間、我々は初めて「花」の持つ深い意味や、それが記憶と認識の交差点に存在することを理解するのです。
UESATSUのプロフィール
UESATSUは、1998年に東京都で生まれ、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業後、2023年から東京藝術大学大学院デザイン専攻に在籍しています。彼の創作活動は、現代思想に基づき、人々の認知特性がもたらす揺らぎや豊かさをテーマにしています。また、グラフィック表現の可能性を追求し、特にグラデーション表現や特定のモチーフに焦点を当てた作品づくりには定評があります。
展覧会の詳細情報
- - 会期: 2025年5月10日(土)〜2025年5月25日(火)
- - 場所: LOVUS gallery(東京都渋谷区神宮前4-30-3、東急プラザ表参道内、地下1階)
- - 公式サイト: LOVUS gallery
この独自の展覧会では、花というテーマを通じてUESATSUの豊かな創造性に触れることができる貴重な機会です。ぜひ足を運び、彼のアートの世界を体験してください。
LOVUS galleryについて
LOVUS galleryは、「Lotus(ロータス)」と「Novus(ノーヴァス)」の2つの言葉を融合した名前を持つアートギャラリーで、新しい創造性やアイデアを発信する場として機能しています。ギリシャ神話に由来する「楽しく忘我にさえ陥る果実」を象徴するロータスのように、訪問者がアートの持つ魅力に心奪われることを目指しています。ニューウェーブアートを中心に、豊かなコミュニティを育んでいくLOVUS galleryに、是非足を運んでみてください。