初画像発表
2025-07-02 18:50:14

QPS研究所が小型SAR衛星による初画像を発表、武蔵小杉の姿を鮮明に捉えた

QPS研究所の新たな挑戦



2025年7月2日、水曜日。宇宙産業で注目を集める株式会社QPS研究所が、小型SAR衛星QPS-SAR11号機「ヤマツミ-Ⅰ」の初画像を公開しました。この画像は、武蔵小杉駅周辺の鮮やかな風景を捉えています。

QPS研究所と「ヤマツミ-Ⅰ」の背景



QPS研究所は、2005年に福岡で設立された宇宙開発企業で、特に小型SAR衛星の開発と運用に注力しています。今回の「ヤマツミ-Ⅰ」は、北部九州を中心に全国の25社以上と協力して製作されました。この衛星は、2025年6月12日に米国のロケット・ラボによる打ち上げに成功し、その後無事に初交信も実施。超高精細な画像を取得するための準備を進めてきました。

初画像の詳細



今回公開された画像は、武蔵小杉エリアと長崎市の風景を捉えています。特に神奈川県川崎市の武蔵小杉では、タワーマンションが立ち並ぶ都市景観と、川の流れや緑地が美しく調和している様子が描かれています。画像の解像度は46cmという高精細なもので、都市の躍動感を見事に映し出しています。

長崎市の画像もまた、山に囲まれた天然港や平和公園、さらには長崎造船所などの歴史的なポイントが鮮明に確認できます。これらの画像は、アルウェットテクノロジーの協力のもとで処理されました。

大西社長の喜びと展望



QPS研究所の代表取締役社長である大西俊輔氏は、11号機の初期運用が順調に進んだことを喜び、同時に衛星の安定運用が今後のコンステレーション実現に向けて重要なステップであることを強調しています。「私たちは、継続的な支援をお願いしながら確実に歩みを進めていきます。」と語る大西氏の言葉からは、さらなるチャレンジ精神が伺えます。

衛星技術の可能性



小型SAR衛星の開発は、様々な分野でのデータ収集に応用できるため、今後の期待が高まります。例えば、災害時の迅速な状況把握、環境監視、都市開発の進捗など、多彩な利用が見込まれており、特に日本は地震などの自然災害が多発する国であるため、これらの技術は価値を持つでしょう。

まとめ



QPS研究所の小型SAR衛星「ヤマツミ-Ⅰ」は、日本の宇宙技術の発展に寄与する重要なプロジェクトの一環です。今回の初画像の公開は、日本が宇宙産業でのプレゼンスを高める素晴らしい機会でもあります。今後もQPS研究所の活動から目が離せません。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

会社情報

会社名
株式会社QPS研究所
住所
福岡県福岡市中央区天神1-15-35レンゴー福岡天神ビル6階
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。