岡山大学の工学実験教室
2025-10-14 22:37:39

岡山大学が小学生向けの工学実験教室を開催!科学の楽しさを体験しよう

岡山大学が開催する『小学生のための工学実験教室2025』



国立大学法人岡山大学は、2025年8月7日、津島キャンパスにて小学生(小学4~6年生)を対象とした「小学生のための工学実験教室2025」を開催します。このイベントは16回目の開催で、3つの異なるテーマで実施されます。具体的には「スペクトル分光器を作ろう」、「3Dプリンターでオリジナル貯金箱を作ろう」、そして新たに追加された「消しゴムを作ろう」の3テーマで、各テーマに10人ずつの小学生とその家族が参加する予定です。今イベントは、技術の楽しさと科学への興味を提供することを目的としています。

テーマの詳細



1. スペクトル分光器を作ろう



このセッションでは、参加者が光のスペクトルについて学び、自分だけの分光器を作成します。まず、講師の技術職員が光のスペクトルや分光器の構造について説明します。参加者は、はさみやカッターナイフを使って台紙からパーツを切り出し、光を分けるための回折格子や波長を測定するスケールを貼り付けて箱型に組み立てます。色を塗ったり絵を描いたりして各自の分光器を完成させた後、実際に自然光や白熱灯、蛍光灯、LEDライトを観察します。子どもたちは、白色の光が虹色に分かれる様子に驚きながら、光の観察を楽しんでいます。

2. 3Dプリンターでオリジナル貯金箱を作ろう



こちらのテーマでは、参加者は2つのグループに分かれ、まず貯金箱のフタをデザインする作業と、貯金箱本体に色を塗る作業を行います。モデリングソフトを使用してのデザインにおいては、技術職員とテクニカルリサーチャー(TR)が個別にサポートを行い、各自のアイデアを形にするお手伝いをします。一方、色塗りグループはアクリル絵の具やマジックを使って、好みの色に仕上げます。最後に、それらを組み合わせてオリジナルの貯金箱を完成させます。3Dプリンターの原理について学んだり、他の機械の見学も行ったりし、保護者も一緒に興味深く観察しています。

3. 消しゴムを作ろう



新しい取り組みとして、沖原巧講師の協力の下、「消しゴムを作ろう」も実施されます。ポリ塩化ビニルや可塑剤、炭酸カルシウムを混ぜて、自分だけのオリジナルの消しゴムを作る体験です。参加者は、岡山県産の牡蠣の殻を混ぜ込んだチョークの粉を使って好きな色を選び、可塑剤はこまごめピペットで加えます。混ぜた材料は真空ポンプで脱気した後、シリコン型に流し込み、150℃で加熱されます。最終的には氷水に漬けて固まらせます。思っていた通りの形になることもあれば、固まり切らないものもあったりしますが、失敗も成果の一部として学びます。

参加者の声と今後の展望



総合技術部の佐藤法仁副理事は、「今回も無事に開催できたことに感謝しています。子どもたちに科学の楽しさを届けることが大切だと考えており、今後もこうした取り組みを続けていきたい」と述べています。

岡山大学のこのような地域貢献活動は、工学部の共催の下に行われ、今後も小学生向けの講座が計画されています。これにより、子どもたちが楽しく科学を学べる場を提供し続けることを目指しています。岡山大学の活動にぜひご期待ください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。