アドバンテック、新型産業用マザーボードを発表
アドバンテック株式会社は、最新のIntel® Core™ Ultraプロセッサ(シリーズ2)Sシリーズに合わせた産業用マザーボード「AIMB-2710」と「AIMB-589」を発表しました。本商品は特にAIとハイブリッドコンピューティングの性能向上に重点を置いて設計されています。
製品概要
アドバンテックの新たな産業用マザーボードである「AIMB-2710」はMini-ITX規格、「AIMB-589」はMicro-ATX規格で提供され、共に最新のプロセッサに対応しています。これにより、NPU(ニューラル プロセッシング ユニット)を初めて搭載したデスクトッププロセッサを利用し、最大36TOPSのAI処理性能を実現します。この性能は特にデータ可視化や画像解析において大きな威力を発揮します。
優れたセキュリティと接続性
両製品は高速なPCIe Gen5インターフェース、6400MHz DDR5メモリ、多数のUSBポート、2.5GbE LANポートを搭載しており、リアルタイムなデータの高速かつ正確な転送をサポートしています。また「AIMB-589」はデュアルGPUのサポートを提供しており、高度な画像推論とビジュアルコンピューティングを実現します。
生産性の向上
「AIMB-2710」は、システム統合の効率的なI/O設計によって、6つのUSB3.2ポートと2つの2.5GbE LANポートを備えており、高速で信頼性の高いデータ通信が可能です。一方「AIMB-589」は、最大で5台の独立した4Kディスプレイのサポートや、8つのUSB 3.2ポートを装備しており、柔軟性に優れた製品です。
ソフトウェアサポートと開発の容易さ
アドバンテックは、SUSI API、カスタムBIOS、WindowsおよびUbuntuとの互換性を提供しており、システムのファームウェアとセキュリティパッチの管理が容易です。また、リアルタイムのリモート監視ソフトウェア「DeviceOn」を利用することで、迅速な問題解決が可能となり、労働コストの削減にもつながります。
受注開始日と今後の展望
「AIMB-2710」の受注は2025年6月から開始される予定であり、「AIMB-589」は2025年9月からの受注を見込んでいます。これにより、アドバンテックは次世代のAIイノベーションに貢献していく方針です。