オムロンエキスパートリンク、AI「Robota」の導入で業務効率50%向上

経理業務を革新するAI「Robota」の導入

オムロンエキスパートリンク株式会社が導入した経理業務特化型AI「Robota」は、特に伝票チェック業務において50%の工数削減を達成しました。これにより、同社は経理プロセスの大幅な効率化を実現しました。依然として目視による確認が中心だった支払伝票のチェックに、AIの力を借りることで、業務プロセスの変革が起きています。

導入の背景

オムロンエキスパートリンクは、毎月約7,000件の支払伝票を処理しており、これまでの業務フローは非常に負担が大きいものでした。不明瞭な項目については、その都度事業部門との確認を必要としていました。この点に危機感を抱いた同社は、OCR技術を活用した業務自動化の必要性を感じ、適切なシステムの導入を検討しました。

ここで出会ったのが、ファーストアカウンティングの「Robota」です。このシステムは高い読み取り精度を持ち、経理業務の自動化に最適とされていました。そこで、ビッグツリーテクノロジー＆コンサルティング（BTC）の協力を得て、「Robota」を導入する決意を固めました。

どのように「Robota」は効果を発揮したか

導入後、オムロンエキスパートリンクの社員が語るところによれば、「Robota」は支払伝票のチェック作業を大幅に効率化し、社員の負担を軽減しました。これまで目視で一つ一つの伝票を確認していた作業が、自動的に処理されることで、業務時間が大幅に短縮されました。これにより、社員はより戦略的な業務に集中できるようになり、全体の作業効率も飛躍的に向上しています。

BTCの取り組み

BTCは、オムロンエキスパートリンクの業務フローを分析し、「Robota」に取り組むため、必要なコンサルティングを提供しました。この協力のもと、各種証憑を精度良く読み取るシステムを構築し、業務自動化の実現をサポートしました。今後も「Robota」シリーズの製品を活用した新たな業務自動化の範囲拡大に向け、BTCはオムロンとともに支援を続ける意向です。

ファーストアカウンティングの理念

「Robota」を提供するファーストアカウンティングは、AI技術を駆使して法人向けに経理業務の効率化を推進しています。彼らは、生成AIや最新の技術を駆使し、企業が直面する様々な業務上の制約を解消することを目指しています。代表取締役社長の森啓太郎氏は、オムロンエキスパートリンクに「Robota」を選ばれたことを光栄に思い、今後の利用促進に期待を寄せています。