セカイボックスの登場
2018-11-07 12:00:30
世界のテックベンチャー情報を集約した『セカイボックス』β版がスタート
セカイボックスが目指す世界のテックベンチャー情報提供
日本経済は過去20年間、名目GDPの成長が停滞しています。特に、2020年以降は内需の縮小が加速しており、日本企業にとって新たな収益源を見つけ出すことが急務となっています。これに対し、IT業界ではビジネスモデルやテクノロジーのコモディティ化が進んでおり、自社だけで必要な情報を迅速に収集するのは極めて困難です。そこで登場したのが、世界のテックベンチャーやサービス情報を提供するプラットフォーム、『セカイボックス』(SEKAIBOX)です。
セカイボックスの概要
『セカイボックス』は、主に大企業の新規事業開発やM&A担当者向けに設計されたプラットフォームです。ヨーロッパ、インド、アフリカからの情報提供を開始しており、ビジネスの拡大を図る企業にとっての強力なパートナーとなります。登録は無料で、基本的な情報配信も無償ですが、特定の調査や現地でのアプローチ代行には有料サービスも用意されています。
特徴と利便性
『セカイボックス』の主な特徴は、現地から収集したテクノロジーを持つ企業やサービス情報を鮮度高く提供する点です。メンバーは世界中の主要なIT展示会に参加し、最新の情報をリアルタイムで取得します。取得した情報は、メディアや投資家、事業家など様々な専門家によって定量的に分析され、企業に必要なデータとして精緻化されます。
機能概要
1. データベース機能: ユーザーは、現在利用できる企業情報を簡単に検索し、閲覧することができます。これにより、迅速に意思決定を行えるようになります。
2. レコメンドシステム: 登録情報やフィードバックを基に、ユーザーに最適なパートナー候補を選定し、自動で提案します。
3. カスタムアクション: ユーザーの特定のニーズに応じて、パートナー候補へのアプローチや展示会でのヒアリングなどの支援が行われます。
企業情報と背景
『セカイボックス』はシェアエックス株式会社が運営しており、2018年に設立されました。本社は神奈川県茅ヶ崎市にあり、San Jose、Amsterdam、Bangaloreにも拠点を持つ国際的な企業です。代表の中川亮氏は、テクノロジー分野の情報収集と提供を通じて、日本企業のグローバル戦略を支援することを目指しています。
まとめ
『セカイボックス』は、日本企業が抱える情報収集の課題を解決するための強力なツールです。日本の経済環境が厳しい中でも、こうしたプラットフォームを活用することで、新たなビジネスチャンスを見つけ出し、国際的な競争力を高めることができるでしょう。企業は、セカイボックスを通じて、最新のテックベンチャー情報にアクセスし、グローバルな市場での成功を目指してください。
会社情報
- 会社名
-
シェアエックス株式会社
- 住所
- 東京都千代田区有楽町1丁目1−2東京ミッドタウン日比谷12F
- 電話番号
-
050-3595-7539