「SoilxKobe」新たな社会起業家支援プログラム
公益財団法人Soilと神戸市新産業創造課の共同プロジェクト「SoilxKobe」が、本年度の助成プログラムを開始しました。このプログラムでは、社会課題解決に取り組む非営利団体を支援し、新たな価値創造を目指しています。
採択団体の紹介
今回のプログラムに受け入れられたのは、全150団体から選ばれた5団体です。それぞれの団体は、社会に対し新しい視点でのアプローチを行っており、個性的な事業計画を持っています。以下、各団体の概要を見ていくことにしましょう。
1. 一般社団法人ELAB
- - 概要: すべての子どもや若者の未来を切り拓くために、アートを用いた創造的な学びを提供。
- - 事業内容: アートによる授業や教員研修を行い、また専門家と連携した研究を展開。
- - URL: ELAB
2. Yellow Duck株式会社
- - 概要: 2023年に設立され、海の再生可能エネルギーを活用した新技術に取り組む団体。
- - 事業内容: 浮かべる発電技術を提供し、カーボンニュートラル社会を目指す。
- - URL: Yellow Duck
3. 株式会社UN&Co.
- - 概要: トイレ環境を改善するために活動する団体で、誰もが快適に使えるトイレの普及を目指す。
- - 事業内容: トイレ検索アプリの開発を通じて、利用者のニーズを追跡し、施設管理へのフィードバックを行う。
- - URL: UN&Co.
4. 株式会社UBeing
- - 概要: 美味しい食と健康の両立を目指す名古屋大学発のベンチャー。
- - 事業内容: 減塩食を美味しくする電気味覚デバイス『umaiNa』の開発と販売。
- - URL: UBeing
5. 一般社団法人One Smile Foundation
- - 概要: 笑顔を寄付に変えるプロジェクトを展開する団体。
- - 事業内容: スマートシティに設置されたセンサーで笑顔を計測し、そのデータを基に寄付を促進する仕組みを構築。
- - URL: One Smile Foundation
Soilの支援方針
Soilの代表理事である久田哲史は、「非営利スタートアップが必要としている創業期の資金を助成することが重要」と強調しました。今回採択された団体は、各々社会的意義が高く、実績や事業成長の可能性があるチームです。彼はまた、事業アイデアを検証するための実践の場を提供し、全国の自治体にとってのロールモデルを構築することを目指しています。
今後の展開
Soilは、今回のプログラムをモデルケースとして継続的に社会的影響を持つ活動を行う企業との共同プログラムを進行する意向を示しています。また、国内外の社会起業家を支援し、取り組みを広げることで新たなリーダーを育成するエコシステムの構築を目指しています。
応募方法と支援の流れ
今後、Soilでは支援者を広げるための寄附を募る計画も立てています。寄附によって得られた資金は、助成金やメンタリングプログラムに活用され、非営利スタートアップや次世代の社会起業家が安心して挑戦できる環境を整えるために役立てられます。
この「SoilxKobe」プログラムは、五つの採択団体と共に、新たな価値創造の第一歩を踏み出すことを期待しています。ぜひ、彼らのこれからの活動にご注目ください。