グローバルな挑戦を支援するキングサーモンプロジェクト
東京都が推進する「キングサーモンプロジェクト」は、スタートアップが海外市場に進出し、国際的なネットワークに参加する機会を提供しています。このプロジェクトでは、特に「Global City Network for Sustainability(G-NETS)」との連携を強化し、今年度はオーストラリアのモートンベイ市とイタリアのローマ市に焦点を当て、都内スタートアップによる課題解決の実証事業を行います。
事業の概要
スタートアップにとってのメリット
参加するスタートアップは、海外都市の実際の課題に対する輸出入のチャンスを得ることができます。具体的には、以下のような利点があります。
- - 海外都市での実証機会:モートンベイ市やローマ市で、実際に直面している課題を解決するための実証を行うことができます。
- - 費用支援:海外渡航にかかる費用や、現地での実証に必要な経費は東京都が支援します(上限あり)。
- - 調整・選定サポート:実証フィールドの選定や現地のステークホルダーとの調整は、デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社が全面的にサポートします。
公募テーマ
プロジェクトの中で、両都市の実際の課題とその背景を示す「リバースピッチ」が行われました。このプレゼンテーションの内容は、プロジェクト公式ホームページで視聴可能です。参加希望のスタートアップは、2026年に向けた「SusHi Tech Tokyo」プロジェクトのもと、具体的な課題に挑むことが求められます。
募集の詳細とスケジュール
公募は5月11日から始まり、5月29日まで受け付けます。その後、選考は次のように進行します。
1.
一次審査:海外都市による審査(6月予定)
2.
二次審査:ローマ市(7月予定)およびモートンベイ市(8月予定)への渡航
今回のプログラムは、過去の実証事業からの成果を踏まえ、さらに進化を遂げることが期待されます。昨年度の実証事業では、ジャカルタ市とマルメ市を対象にした成功事例が報告されています。
昨年度の実証成果
例として、ジャカルタ市との提携によるスタートアップが、廃棄物を再生可能エネルギーに転換する実証を実施し、堅実な成果を上げました。具体的には、約7.16トンの廃棄物を処理し、質の高い繊維・メタンガス・バイオ炭を生成。現地企業との提携の可能性も見えてきたことから、ビジネス展開の見込みが立っています。
さらに、マルメ市では、食品廃棄物を利用したプロダクトの開発に成功し、高い評価を得ました。来訪者からのアンケートでも、製品に対する満足度は非常に高く、再購入意向が強く示されています。これらの成果は、循環型経済の実現に向けた確かな一歩となっています。
未来への展望
東京都は、2050年に向けた戦略の一環として「キングサーモンプロジェクト」を推進しており、このプログラムはスタートアップに新しい挑戦を促す重要な機会となります。今後の挑戦を通じて、海外市場での成功を手に入れるための道筋が開かれることを期待しています。
詳細や参加方法については、下記の公式HPをご確認ください。
キングサーモンプロジェクト公式HP