新金融サービス提供開始
2024-12-06 11:22:35

日本IBMとマネーフォワードエックスが新たな金融マーケティング支援サービスを開始

日本IBMとマネーフォワードエックスが提供する新サービス



日本IBMとマネーフォワードエックスが協力し、金融機関向けの新たなマーケティング支援サービス「XIM-API for DSP」が12月6日よりスタートします。このサービスは、日本IBMの「金融サービス向けデジタルサービス・プラットフォーム(DSP)」と、マネーフォワードエックスの「X-Insight Marketing(XIM)」を組み合わせたものです。

DSPとXIMの連携とは



DSPは、30を超える金融機関によって採用されているデジタル変革推進プラットフォームであり、金融サービスをオープンかつ安定的に提供しています。これに対し、XIMはユーザーの金融データを分析し、必要な金融商品を自動で提案する機能を持っています。この二つの強力なシステムが連携することで、金融機関は一人ひとりにカスタマイズされたマーケティング戦略を展開できるようになります。

具体的には、金融機関はユーザーのライフイベントに基づいて、保険や投資信託、ローンなどのニーズを把握し、個々のニーズに応じた商品を提案することができるようになります。このように、自動化されたマーケティングアプローチにより、新規顧客の獲得が容易になるほか、既存顧客のエンゲージメントを高めることが期待されます。

成果を生む自動提案機能



XIMを利用した金融機関の提案商品ページは、平均クリック率が10%を超え、通常の広告に比べて高い成果を上げているとされています。この成功は、データ分析による顧客理解が深まった結果と考えられます。

今後の展望



日本IBMとマネーフォワードエックスは、今後も協業を強化し、より効果的なサービスを提供していく方針です。具体的な取り組みとしては、次のようなサービスが予定されています。

1. 高品質な共通基盤型バンキングアプリの提供:DSPとマネーフォワードエックスの『BANK APP』との接続により、ユーザーにとって使いやすい画面設計の多機能バンキングサービスを実現。

2. 顧客資産の可視化向上:データ統合による家計簿や資産管理機能を提供し、パーソナライズされたマーケティングの実施を可能に。

企業のビジョン



日本IBMは、金融業界におけるデジタル変革を推進する「オープン・ソーシング戦略」を展開しており、各社とのエコシステムの拡大を目指しています。一方、マネーフォワードエックスは、「ともに、金融をすべての人のそばに。」という理念のもと、新たな金融体験を提供できるよう努めています。

この新サービスは、顧客にとっても金融機関にとっても有益なものであり、今後の発展が楽しみです。


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会社情報

会社名
日本アイ・ビー・エム株式会社
住所
東京都港区虎ノ門二丁目6番1号 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
電話番号
03-6667-1111

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