国産高速全文検索エンジンGroonga 16.0.0のリリース
埼玉県所沢市に本社を置く株式会社クリアコードが、国産の高速全文検索エンジン「Groonga」の最新版、Groonga 16.0.0を発表しました。この新バージョンでは、日本語のウェブサイト内検索やECサイト内検索に最適化された数々の強化が行われました。
新機能の詳細
Groongaの強みである「更新性能」「安定性」、そして「マルチバイト文字対応の検索性能」がさらなる向上を見せ、特に注目すべきは新しく実装されたセマンティックサーチ機能です。この機能により、ユーザーは単なる字面での検索から、検索キーワードの意味に基づくより高度な検索が可能になりました。これによって、ユーザー体験が大幅に向上することが期待されています。
加えて、Groongaは関連ソフトウェアへの対応も充実させています。「PGroonga」として知られるPostgreSQL用の拡張機能が最新のPostgreSQL 18をサポートするほか、MySQLやMariaDB向けのストレージエンジン「Mroonga」でも、最先端のデータベースに対応しています。
MySQL 9.7にも対応予定であり、ユーザーにとってますます利便性が高まることが予想されます。
特に重要なのは、日本語に特有の特殊文字の正規化にも対応した点です。これにより、日本語の検索結果がより正確かつ有意義になることが見込まれています。
利用環境の拡充
新たに、PGroongaを簡単にデプロイできるテンプレートが提供され始めました。このテンプレートは、アプリケーション開発プラットフォームの「Railway」で利用が可能です。さらに、「Supabase」との連携によって、マネージドPostgreSQLの環境でも簡単にPGroongaを利用することができるようになります。これにより、技術的な専門知識がなくとも手軽にGroongaを活用できる機会が増えたと言えるでしょう。
Groongaのサポートサービス
クリアコードは、10年以上にわたってGroongaプロジェクトに関与し、開発やリリース、そしてコミュニティでのサポートを行ってきました。新たに提供される有償のサポートサービスでは、Groonga、Mroonga、PGroongaの導入企業に対し、専門家による最適な解決策の提供を行います。
特に古いバージョンの全文検索機能診断サービスが開始され、これにより既存の環境を安全に運用できるかどうか、また移行の際にどの方式が最も適切かを診断できるようになりました。
まとめ
株式会社クリアコードのGroonga 16.0.0のリリースは、国産の全文検索エンジンに新たな可能性をもたらすものです。アップデートされた機能により、ユーザーはより直感的かつ正確な検索が可能になります。今後もGroongaの進化に目が離せません。