リアルタイム字幕表示技術「VUEVO Display」が神戸市の課題解決に貢献

VUEVO Displayがもたらす新たな観光体験

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社（以下「PxDT」）の開発した「VUEVO Display」が神戸市の新たな課題解決プロジェクトに参加することになりました。これは「SO-I行政課題解決コース」と呼ばれ、スタートアップ企業と神戸市の職員が協力して公共の課題や社会問題に取り組むことを目的としています。VUEVO Displayは、観光案内所に設置され、訪日外国人に向けた情報提供をよりスムーズにすることが期待されています。

VUEVO Displayという技術

VUEVO Displayは、PxDTが独自に開発した音声認識技術と翻訳機能を備えたサービスです。この技術により、会話の内容をリアルタイムで字幕として示すことができます。透明ディスプレイに表示されるこれらの字幕は、会話している相手の表情やジェスチャーを視覚的に捉えながら、自然なコミュニケーションを実現します。このように、障がいのある方々や異なる言語を話す人々も、言葉の壁を越えて交流できる環境が整います。

神戸市での実証実験

神戸市は観光名所が多数存在し、年間多くの外国人観光客が訪れますが、言語の壁がその体験を制限する要因の一つです。VUEVO Displayが観光案内所に設置されることで、観光案内が効率的に行えるようになるだけでなく、訪れる外国人に対するサービスの質も向上すると期待されています。
この実証実験により、具体的な利用シーンでどれほどの効果を上げられるかが検証され、成功すればほかの観光施設や地域への展開も考えられます。

SO-I行政課題解決コースのサポート

「SO-I行政課題解決コース」では、以下のようなサポートが行われます。

- 実証支援金の提供（最大50万円）
- 実証フィールドの提供
- 行政職員や事務局のプロジェクトに対するサポート

これにより、スタートアップ企業は新たな技術を実証する機会を得ることができ、市は実際の問題を解決する手段を見つけることが可能になります。

広がる可能性

VUEVO Displayは、観光案内に留まらず、教育現場や企業での会議など、幅広い分野での実用化が期待されています。この技術を活用することで、さまざまな人々がそれぞれの環境で自由に情報を共有し合える未来が開けてくるでしょう。

企業情報

ピクシーダストテクノロジーズ社は、音響や光を自在に操る波動制御技術を使用し、デジタルネイチャーの実現を目指しています。特に、社会のさまざまな課題を解決するための取り組みが注目されています。

この新たな技術が、神戸市およびその周辺地域にどのように役立っていくのか。今後の展開に大いに期待したいところです。