博多駅アートプロジェクト
2022-03-31 17:19:33

博多駅前に新たなアートが誕生!「場所をつなぎ、人を結ぶ」プロジェクト始動

博多駅前に暮れゆくアート



福岡市の中心、博多駅前。その賑わいは、日々多くの人々が行き交う様子を映し出しています。ここに、新たにアートの革命的な顔が加わります。福岡市地下鉄 七隈線の全線開通を受け、今後ますます重要な交通拠点となる博多駅。その博多口駅前広場には、アーティストの宮﨑勇次郎氏が手掛けたアート作品が設置され、この地域の活性化を目指す「108 ART PROJECT」の一環として展示されています。

アートのテーマと意義



本プロジェクトの核心をなすテーマは「場所をつなぎ、人を結ぶ」。このプロジェクトは、九州と本州、さらには東アジアの人々や文化を繋ぎたいという思いから生まれました。宮﨑さんが描くのは、川や滝の流れを通じた「つながり」を象徴する水の表現です。この水は、様々な場所からの出会いやつながりの象徴となり、観る人に多様な解釈をもたらします。

作品の全体画像は、約1.5mの高さと11mの幅を誇り、その大きさが持つ迫力は訪れる人々を圧倒します。描かれる風景には、福岡の名所や著名人、さらにはユーモラスなキャラクターなど、様々な要素が詰め込まれており、見る人それぞれの心境や視点によって異なる感情を引き起こすでしょう。正解のないその作品は、受け取る側の心の中で完成されるのです。

アーティストの声



宮﨑氏は、このプロジェクトに対し深い思いを寄せています。「天神南から博多へと延伸されたことで、移動の利便性が向上し、九州とアジアの交流が一層進むことが期待されています」と話し、「描くことの楽しさと共に、博多という場所が人々を繋ぐ役割を果たせたらと願っています」とその意図を語ります。作品の中には、親しみやすいユーモアも散りばめられており、誰もが訪れたくなるような魅力を持っています。

展示の概要



このアート作品の展示は、2022年4月1日から12月までの予定で行われます。場所は博多駅博多口駅前広場、具体的には福岡県福岡市博多区博多駅中央街に位置します。主催は108 ART PROJECT事務局で、工事受注者として大成・森本・三軌建設工事共同企業体が携わっています。

また、108 ART PROJECTは、アートを通じて人々の意識を高め、共感を生む物語を紡いでいくことを目的として2021年に始まりました。このプロジェクトでは、SDGsへの取り組みとして、再利用可能な素材でアートを制作する等、持続可能な社会づくりにも貢献しています。プロジェクトの進捗やアーティストのインタビューが掲載されている公式ウェブサイトもあり、公開されるコンテンツを通じてその魅力をより深く理解することができます。

アーティストプロフィール



宮﨑勇次郎氏は、大分県に生まれ、地元の銭湯のペンキ絵から影響を受け、独自の視点を持つ作品を創出してきました。彼は社会や文化に潜む相反する感情や考えを描き出し、現代の多様性を物語として表現しています。これまでにも数多くの展覧会でその活動を広げており、彼の作品には常に深いメッセージが込められています。

このように、博多駅前の新アートプロジェクトは、ただのアート展示に留まらず、地域の文化や人々を繋げる重要な役割を果たすことでしょう。この作品を通じて、博多駅がより多くの人々に愛され、交流の場となることを願ってやみません。

会社情報

会社名
株式会社山下PMC
住所
東京都中央区明石町8-1聖路加タワー29階(受付:30階)
電話番号
03-6853-7700

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