茶の湯文化を堪能
2025-05-08 11:55:53

「大美特別展」で体験する日本の茶の湯文化と美術品の魅力

日本の茶の湯文化を深く体験できる「大美特別展」



5月23日から25日の3日間、大阪美術倶楽部にて「大阪・関西万博開催記念 大美特別展」が開催されます。この展覧会では、桃山時代から現代に至るまでの美術品や工芸品が展示され、中でも茶の湯文化に特化した作品が数多く出品されます。特に桃山時代に製作された陶器や、樂家による樂茶碗が見どころです。

桃山時代の茶の湯文化



戦国時代から安土桃山時代は、茶の湯文化が特に盛んだった時期であり、武将たちの精神修養の一環として、茶の湯は大切にされました。本展では、その象徴とも言える桃山陶器の名品が並びます。「黄瀬戸筒茶碗」や「瀬戸驢蹄口水指」など、力強い造形や美しい釉薬が施されたこれらの作品は、当時の人々の美意識や自然への敬意を反映しています。この機会に450年前の桃山陶器の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

現代に受け継がれる樂茶碗



また、樂家の樂茶碗も多く出品されており、千利休の思想が色濃く反映されています。十代 樂旦入の「黒茶碗」や十五代 樂直入の「焼貫黒樂茶碗 巌」は、手捏ねによる温かみのあるフォルムが特徴で、使う人の手に自然に馴染む質感があります。これらの茶碗は、単なる器としての枠を超え、茶の湯の精神を体現する存在として今も多くの茶人に愛されています。

特別企画「呈茶席」を体験



さらに、本展では特別企画として「呈茶席」が設けられ、来場者は茶道を気軽に体験できるチャンスがあります。立礼席の形式を取り入れたこの企画では、椅子に腰かけて抹茶と和菓子を楽しむことができます。この呈茶席では、大阪の老舗菓子店「鶴屋八幡」の季節のお菓子が味わえ、視覚的にも味覚的にも豊かな茶の湯文化に触れることができます。

開催概要



大美特別展


  • - 会場: 大阪美術倶楽部 本館1階東ロビー
  • - 日程: 2025年5月23日(金)〜25日(日)
  • - 時間: 23日(金) 11:00〜16:00、24日(土) 11:00〜16:00、25日(日) 11:00〜15:00
  • - 参加費: 一人1,000円(税込)※抹茶と和菓子
  • - 参加方法: 会場内2階会計所でチケット販売(先着制)

日本の茶の湯文化を感じ、歴史ある美術品を身近に堪能できるこのイベント。初夏の心地よい風を感じながら、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
大阪美術商協同組合
住所
大阪府大阪市中央区今橋2-4-5大阪美術倶楽部
電話番号
06-6231-9626

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