仏壇文化を次世代へとつなぐ新サービス『結壇』の挑戦
神奈川県川崎市に本社を置く株式会社えんぷれあは、2025年12月25日に設立から1周年を迎えます。この1年間で、同社が提供する『結壇』と名付けられた仏壇リメイクサービスは大きな注目を集めてきました。この新しいサービスは、伝統技術と現代の生活スタイルを融合させた、新たな供養のカタチとして多くの人々から支持を受けています。
『結壇』の誕生の背景には、創業者である稲垣亘佑氏の深い想いがあります。彼は仏壇店の三代目として育ち、母を亡くした際に仏壇の前で心の安らぎを得た経験を持ちます。しかし、近年では住環境の変化や核家族化が進み、仏壇を設置する余裕がなくなり、「手放さざるを得ない」という家庭が多数存在する現実があります。この状況を憂う稲垣氏は、「家族の想いや歴史をどう残していくか」という問いに向き合います。
『結壇』は、既存の仏壇を現代の暮らしに合った形にリメイクするサービスです。手のひらに収まるサイズに再生されることで、狭い住宅環境でも違和感なく設置できる点が特徴です。これにより「シェアできる仏壇」として、兄弟や親族間での形見分けにも利用可能なアプローチを提供します。更に、歴史的価値のある素材を有効活用することで、リメイクに新たな命を吹き込む試みも行っています。
設立からわずか1年で、『結壇』は全国的に高い評価を受け、リメイク実績は100件を超えました。この活動は、グレートステップ賞と呼ばれるプレスリリースアワード2024での受賞にも繋がり、供養文化の革新性が社会から認められています。また、様々なメディアで取り上げられ、終活や空き家の問題に関しても積極的に参加しており、多くの支持を集め続けています。
さらに、介護や不動産、遺品整理などの分野における業務提携が進み、現場で抱える仏壇の行き場に関する課題を解決するための取り組みも拡大しています。このように、生活者のリアルなニーズに寄り添った問題解決策を友好的なネットワークを構築しながら展開しているのです。
今後の展望
今後もえんぷれあは、祈りの文化を未来へとつなぐ取り組みを継続していく方針です。より多くの家庭に“想いを残せる選択肢”を届けることが私たちの使命であり、また買い替え仏壇の販売強化や新たな供養サービスの提供にも着手する予定です。デジタル技術を活用した新提案を通じて、仏壇文化にさらなるイノベーションをもたらすことを目指しています。このような取り組みを深化させることで、仏壇市場の持続可能な産業化にも貢献していく意向を強く持っています。
代表コメント
稲垣氏は「仏壇離れが進む昨今、仏壇業界の伝統や技術が失われてはいけないという想いがあります。『結壇』が新たに生まれ変わることで、家族の想いを次の世代に受け継いでいくことができると信じています。」と語っています。彼は、伝統技術と現代のニーズを結びつけることで、時代に即した供養文化を創出しようとしています。
会社概要
- - 商号:株式会社えんぷれあ
- - 代表者:代表取締役 稲垣 亘佑
- - 設立:令和6年 12月
- - 所在地:〒214-0001 神奈川県川崎市多摩区菅5-11-15
- - TEL:050-5530-3217
- - 公式サイト: www.yuidan.jp