ハイ ロボティクス日本法人
2021-09-14 11:00:21

ハイ ロボティクス、物流と製造現場の自動化を推進する日本法人設立

HAI ROBOTICS JAPANの設立



2023年、ACRシステムのリーディングカンパニーとして知られる中国のHAI ROBOTICS(ハイ ロボティクス)が、日本市場への本格参入を果たすために、株式会社HAI ROBOTICS JAPANを設立しました。日本法人の設立は、非常に重要な時期に行われており、特に日本の物流業界や製造業におけるニーズに応えることが期待されています。

HAI ROBOTICSとは?



HAI ROBOTICSは、2016年に設立された企業で、主に自動ケースハンドリングロボット(ACR)の開発を行っています。2021年3月には、シリーズB+のフェーズで資金調達に成功し、1億元(約16億8,000万円)を獲得しました。これにより同社はさらなる成長を遂げ、多数のリーディングカンパニーとの提携を実現しました。注目すべきは、SFエクスプレスや京東物流、アリババ傘下の迅犀、国家電網、そしてフィリップスなどの大手企業との連携です。これらの企業との協力により、HAI ROBOTICSは2,000台以上のロボットを導入する実績を持っており、独自技術に基づく400件以上の国際特許を所有しています。

新たな挑戦:日本市場に向けた戦略



日本国内では、少子高齢化が進行しており、それに伴う人手不足が深刻化しています。また、COVID-19の影響で巣ごもり消費が増加する中、物流やECの現場では新たな効率化が求められています。HAI ROBOTICS JAPANはこれらの課題に対応するため、独自のACRシステムを日本市場に合わせて提供し、スピーディーな現場構築や自動化を実現することを目的としています。

HRJの代表取締役である劉 竑(リュウコウ)は「我々は、日本のお客様のニーズに応えるため、HAI ROBOTICSの優れたソリューションを導入から運用支援まで一貫して提供することを目指しています」と述べています。設立直後から、日本の物流業界からの関心が高く、多くの問い合わせを受けていることに感謝しています。

HAI ROBOTICS JAPANの提供するACRシステム



HAI ROBOTICS JAPANが提供するシステム「HAIPICK」は、ロボットによる作業を行うだけでなく、作業工程をインテリジェントに管理するソフトウェアプラットフォーム「HAIQ(ハイキュー)」とも連携しています。このプラットフォームは、商材や部材のピッキング、運搬、仕分けなどの作業を行うだけでなく、物流倉庫や工場の柔軟な自動化を実現します。具体的には、倉庫管理システム、機器スケジュール管理システム、ロボット制御システムから成り立っており、データの最適化やロボット操作の自動化を実施します。

事業概要と今後の展望



株式会社HAI ROBOTICS JAPANは、埼玉県入間郡三芳町に本社を構えており、各種物流自動化(LA)や工場自動化(FA)のトータルソリューション、さらには自動搬送車(ACRやAGVなど)の開発・販売を行っています。2021年8月25日に設立されたこの企業は、激変する日本の市場環境において、物流と製造現場の自動化・スマート化を加速させることを目指しており、社会に新たな価値を提供し続けることをミッションとしています。

今後の展望として、HAI ROBOTICS JAPANは、日本国内におきましてさらに拡大し、様々な業界での自動化を推進していく方針です。国際的な競争力を持つ企業として、社会価値の創出に寄与することを目指しています。

会社情報

会社名
株式会社HAI ROBOTICS JAPAN
住所
埼玉県入間郡三芳町竹間沢東4-6
電話番号
049-265-6930

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