デクスコムジャパン、新たにMRによる情報提供体制を開始し糖尿病ケアを強化

デクスコムジャパンが、2024年4月1日より自社の医療代表者(MR)による情報提供体制を導入します。この取り組みは、顧客とのコミュニケーションを強化し、個別のニーズに基づいたサービスを提供することを目指して設計されています。

デクスコム社(DexCom, Inc.)は、世界各国で230万人以上のユーザーに支持されるリアルタイム持続グルコースモニタリング(CGM)システムを展開しており、その技術を駆使して糖尿病の管理を効率化しています。日本法人のデクスコムジャパンが、医療機関と直接の情報提供を行うことで、医療従事者がリアルタイムCGM技術に関する理解を深めることができる方法を提供します。これにより、医療ニーズの迅速な把握が可能となり、新たな製品開発やサービスに役立てる考えです。

デクスコムジャパンの社長である浅野元氏は、糖尿病管理の重要性を強調しています。「糖尿病は長期にわたる自己管理が求められる病気です。リアルタイムCGMを利用することで、患者様は自分の血糖値の変動を明確に把握し、そのデータを基にした行動変更が期待できます。私たちは、日本の患者様のQOL向上に貢献するため、一層取り組んでまいります」と述べました。

新たに始まるMRによる情報提供では、デクスコム社が開発した「Dexcom G6」を中心に、製品の販売とサポートを行います。この製品は、インスリンの自己注射が1日に1回以上必要な2歳以上の糖尿病患者に対して、公的保険の対象として利用できます。

「Dexcom G6」の特徴は、血糖値の自己測定なしで糖尿病管理ができる点です。このデバイスは、低血糖のリスクを事前に通知するアラート機能を搭載しており、患者が安心して日常生活を送るサポートを行います。また、測定した値はスマートフォンのアプリで管理可能で、最大10人までデータを共有することができます。特に小さなお子様の場合、保護者がリアルタイムで血糖値を監視できる点が重要です。さらには、医療従事者との情報共有も可能で、その結果、遠隔診療にも役立てることができます。

臨床試験によると、Dexcom G6は血糖管理の改善に寄与し、ヘモグロビンA1cの低下や目標血糖範囲にいる時間の増加が確認されており、その効果が産業界でも評価されています。

そして、次世代の「Dexcom G7」が2023年9月に日本市場向けに製造販売の承認を取得しており、登場間近です。Dexcom G7は、使いやすさを向上させた設計がなされており、従来モデルより60%小型化されています。また、センサーのウォームアップが30分未満で完了し、約7分で設定が終わるため、よりスムーズな利用が可能です。これにより、糖尿病患者が無理なく日常生活の中で血糖管理を行えることが期待されます。

糖尿病を抱える方たちにとって、リアルタイムCGMがもたらす新たな管理手法は大きな希望となります。デクスコム社は、これらの技術を通じて、患者が健康な人と同様の生活を送る手助けができることを目指しています。

またデクスコム社は1999年に設立され、世界中に拠点を持つテクノロジーリーダーとして、糖尿病管理の効率化を進めています。ユーザーや医療従事者のニーズに応えつつ、糖尿病ケアの改善と普及に励み、患者様の健康を守るための取り組みを続けていくことを表明しています。詳しい情報は公式ウェブサイトを訪れて確認することができます。

会社情報

会社名
デクスコムジャパン合同会社
住所
東京都目黒区下目黒1丁目8番1号目黒アルコタワー7階
電話番号

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