全国での10代の居場所を目指す動き
最近の社会問題の一つに、虐待、不登校、いじめなどがありますが、これらに対する解決策の一環として、認定特定非営利活動法人カタリバとNPO法人ETIC.が協力する「ユースセンター起業塾」があります。この起業塾は、10代の子どもたちが安心して集うことができる居場所を全国に広めることを目指しています。
「ユースセンター起業塾」とは?
「ユースセンター起業塾」とは、子どもたちの居場所を確保するためのインキュベーションプログラムです。第4期の公募が2023年12月10日から始まることが決定しました。このプログラムは、カタリバがこれまでの運営経験を生かし、新たに団体を設立したり、既存の団体が新しい取り組みを行ったりするための支援を行います。なお、対象となるのは主に10代の子どもたちを対象とした教育や居場所の提供を行う団体です。
子どもたちに安心できる場を
こども家庭庁が掲げる指針により、安心して過ごせる場を増やす必要性が高まっています。最近の調査によると、居場所が不足している現在、これを解決するためには運営団体への支援が不可欠であるとされています。公募を通じて集まる団体には、運営資金の支援や人材育成など、具体的なサポートが考えられています。
支援内容
当プログラムでは、以下のような支援が用意されています:
1.
助成金支援:1団体当たり最大1,500万円の助成金。
2.
伴走支援:研修や助言の提供、他の団体や企業との連携支援など、幅広い支援が行われます。
成果と実績
「ユースセンター起業塾」は、すでに26団体を支援しており、成功事例も少なくありません。例えば、カタリバの知見をもとに、地域ごとに工夫を凝らしたユースセンターが立ち上がり、定期的に多くの子どもたちに利用されています。また、他の団体との交流を通じて新たな取り組みが生まれていることも報告されています。
参加を希望する団体へ
団体の応募は2024年12月10日から2025年1月16日まで受け付けられます。対象は、主に10代を支援するための活動を行う団体で、新たな取り組みを始めたい方々にとっては、大きなチャンスになるでしょう。応募を検討している団体は、ぜひ説明会に参加し、詳しい情報を得てください。
終わりに
10代の子どもたちが安全に、そして積極的に社会と関わることができる居場所をつくるための「ユースセンター起業塾」。この取り組みが全国各地で展開されることによって、子どもたちの未来が明るくなることを期待しています。さらにの詳細については、公式ウェブサイトを訪れてみてください。