冬木工業がハイドロヴィーナスに出資
岡山県岡山市を拠点とする株式会社ハイドロヴィーナスは、冬木工業株式会社からの出資を受けたことを発表しました。これは、水の流れを活用した発電システムのさらなる実用化を目指すものとなっています。
ハイドロヴィーナスの独自技術
ハイドロヴィーナスは、独自の技術「流体励起振動(振り子型発電機)”Hydro-VENUS”」を基盤に、2015年に岡山大学発のベンチャー企業として誕生しました。この技術を利用することで、河川や水路などの水の流れを用いて発電が可能となります。また、流れの速さや水位等をセンシングできる装置を開発し、電線や通信網が整備されていない地域でも、オフグリッドなエネルギー通信プラットフォームの形成を目指しています。
冬木工業のサステナビリティ推進
冬木工業は、建築鉄骨や建築施工を主としつつ、サステナビリティ・トランスフォーメーション推進およびカーボン・ニュートラルの実現に向けた活動を積極的に行っています。2025年には体験イベントを開催予定で、さらに温室効果ガス削減のための協働を進めるため、取引先に無償で「C-Turtle®」プラットフォームを提供するといった方策も取っています。これにより、地域企業として環境問題への取り組みを強化しています。
連携の可能性
今回の出資を契機に、両社は地域自治体や水利組合、地方公共団体との連携を強化し、地域循環型エネルギー社会の実現や気候変動への適応とレジリエンス強化に寄与するモデルの構築を目指す意向を示しています。
まとめ
このように、ハイドロヴィーナスと冬木工業はそれぞれの強みを生かし、持続可能な発電システムの実現を加速する姿勢を見せています。今後の展開が期待される中、地域への貢献や環境問題への意識がさらに高まることが期待されています。
詳しい情報は、株式会社ハイドロヴィーナスの公式ウェブサイト(
hydrovenus.co.jp)をご覧ください。