障害児支援の新たな一歩「HUG」
株式会社ネットアーツが提供する「HUG」は、放課後等デイサービスや児童発達支援を行う障害児通所支援事業所向けのシステムです。その特徴的な仕組みが、この度新たに相談支援業務に対応しました。このアップデートにより、支援員がより効果的に利用者をサポートできる環境が整いました。
相談支援業務への対応内容
「HUG」は、国保連請求データの作成や、アセスメントおよびサービス等利用計画の作成、さらには家族関係図や社会関係図の直感的な作成を可能にします。これにより、支援員は業務がスムーズに進むことが期待されています。
具体的には、利用者様の帳票に電子署名を施し、マイページを通じて代理受領通知書の開示が可能になるなど、利用者へのサービス提供に必要な情報が一元化されています。これにより、担当者が利用者のニーズをより良く理解し、支援が実施できるようサポートします。
需要の背景
令和6年3月27日の厚生労働省の調査によれば、障害児相談支援事業所はこの10年間で約2倍に増え、今後も需要が高まると予測されています。障害者数は過去の調査からも増加傾向にあり、支援を必要とする方々が多いことが伺えます。このような状況下で、相談支援事業所は利用者支援にかける時間を確保することが困難な現状が浮かび上がっています。
「HUG」への要望
さらに、HUGを利用する放課後等デイサービスや児童発達支援を運営するお客様からは、相談支援業務の拡充を求める声が多く寄せられました。この期待に応えるべく、ネットアーツでは「HUG」の機能追加を進めてきました。これによって、相談支援事業所はよりスムーズに利用者のニーズに応えることができるでしょう。
「HUG」の主な機能
- - 直感的な操作: ジェノグラムやエコマップの作成が簡単に行えます。
- - 電子署名の導入: 利用者へ必要な書類の確認がスムーズに行えます。
- - 業務効率の向上: 日々の記録を請求データに転記する必要がなくなります。
これらの機能は、実際の業務での利用を考慮して設計されており、支援員が現場で忙しい中でも活用しやすいようになっています。特に、直感操作による帳票作成や、ボタン1つで請求データに連携させる機能は、利便性を大幅に高めます。
導入実績と今後の展望
「HUG」は、2016年4月にリリースされて以来多くの事業所からの支持を受け、2025年1月時点で全国47都道府県7,000以上の施設で導入されています。このような背景を持つ「HUG」は、今後も障害福祉サービスの充実に貢献し続け、多くの利用者にとっての支援の質を向上させていくことでしょう。ユーザビリティの向上を目指すこのシステムは、障害児支援ネットワークをより強固にし、多くの家族に安心をもたらす存在であり続けます。