神戸デジタル・ラボと水族館の共同プロジェクト
兵庫県神戸市にて、株式会社神戸デジタル・ラボ(KDL)が水族館「átoa」と協力し、AIを使った新しい体験型展示を始めます。この展示では、来館者がカピバラの行動観察データをアノテーションすることで、科学研究に貢献できるユニークな試みです。
開催の背景
アトアでは、生物の飼育だけでなくその生態調査や研究に力を入れています。しかし、飼育員が日常の業務をこなしながら生物の行動を観察するのは大きな負担がかかります。一方、KDLはインターンシップのプログラムを提供しており、より魅力的な環境を学生に提供したいと考えていました。このような背景から、双方が協力することで課題を解決する新しいプロジェクトがスタートしたのです。
AI生態観測の実証実験の取り組み
2023年4月から始まったこの実証実験では、来館者がAIの学習を手助けするアノテーション作業を体験し、さらには水族館の研究への参加も可能となります。具体的には、カピバラの行動を recordedするために天井に設置されたカメラを用いています。収集されたデータはAIモデルに活用され、リアルタイムでカピバラの動きを追跡することが目指されています。来館者は自分の手でAIにデータを提供することができるのです。
展示内容と体験の流れ
この特別な展示は2026年4月1日から17日まで、劇場型アクアリウムátoaの4階「SKYSHORE」で開催されます。来館者はタッチパネルを使用して、カピバラをリアルタイムで見つけて囲むアクティビティに参加します。次に、カピバラが行っている行動を選択し、簡単なデータ入力を行います。このプロセスを通じて、来館者は楽しみながらAI技術や水族館の研究活動に触れることができます。
今後の展望
KDLでは、この実証実験の成果をもとに、他の分野における様々な問題解決への応用を考えています。アノテーションのデータは、今後のAIの学習に役立てられ、より精度の高い生物行動分析を実現することを目指しています。加えて、インターンシップに参加する学生たちは、実際のプロジェクトを通じて貴重な経験を得ることができる貴重な機会となります。
参加資格と詳細
この展示は無料で参加できるものの、別途入館料が必要です。KDLはこの取り組みを通じて、地域の教育機関との連携を深めつつ、新しい技術と生物研究の融合を追求していきます。今後もこのユニークなプロジェクトに参加したい学生たちを広く募集しており、詳しい情報は公式ウェブサイトで確認することができます。
このように、神戸の水族館で実施される新しいAI体験展示は、来館者自身が科学研究の一翼を担えるチャンスを提供する、独自の試みとなっています。今後の進展にも注目です!