松井製作所の新商品、MC6シリーズに注目
株式会社松井製作所は、2024年12月2日に発売予定の金型温度調節機「MC6シリーズ」を発表しました。この新しい温度調節機は、多様な金型に対応し、高度な温度管理を可能にすることで、成形品質の安定を強力にサポートします。
安定的な温度制御と出力能力
MC6シリーズは、その最大流量において、全4機種をラインナップ。具体的には、MC6-HP-40から始まり、最大流量は42L/minから304L/minに達します。これにより、様々な大型金型や多数取り金型に対する対応が可能となり、複雑な水管数や形状を持つ金型でも優れた温度管理を実現します。
しいて言えば、金型内部の温度を厳密に制御することで、高品質な成形品を製造するだけでなく、短縮された成形サイクルによってコスト削減にも寄与するのです。このように、安定した吐出能力を持つMC6シリーズは、製造現場での効率的な運用を可能にします。
特徴的な設計と機能
1. 多段式渦巻ポンプの採用
MC6シリーズは、高信頼性を誇る多段式の新型渦巻ポンプを採用しています。このポンプは低振動・低騒音性に優れており、さらにステンレス製のため防錆性にも冴えた性能を発揮します。すなわち、温度管理のための水の流れを整える上で、設備投資を行った時のリスクを極力抑えます。
2. 高精細コントロール
温度コントロールにおいては、「PID制御(フィードバック制御)」を駆使し、設定温度と実際の温度の差を細かく補正します。また、ヒーターには即応性の高い「SSR(無接点リレー)」が採用され、応答性が優れた「K熱電対」を温度センサーとして使用することにより、より高度な温度管理が可能です。
3. 空間効率を考慮した設計
MC6シリーズは、内部の設計を見直すことで小型化を実現し、基本性能を損なうことなく現場での作業スペースを最大限に活用できるよう配慮されています。このような設計は、運用負担を軽減しつつ効率的な生産環境を提供します。
まとめ
松井製作所が展開するMC6シリーズは、将来的には温度調節の新たなスタンダードとなることが期待されています。成形品質の向上とコスト削減の両立を目指す製造業者にとって、今後の導入は重要な選択肢になるでしょう。製品ページもぜひチェックしてみてください。