クロスマートが業務用食品向けリサーチサービスを開始
食品流通のデジタルトランスフォーメーションを推進する【クロスマート株式会社】が、2025年7月より業務用食品・飲料メーカー向けに新リサーチサービス「クロスインサイト」を提供開始すると発表しました。この取り組みは、業界内で長年の課題となっていた情報の透明化を目指しています。
背景と目的
多くの食品・飲料メーカーにとって、自社製品が飲食店でどのように使用されているかを正確に把握することは困難でした。その結果、メーカーは市場動向を的確に把握できず、新商品開発やマーケティング活動において効果的な戦略を打ち出すことができませんでした。クロスマートは、自社が構築した飲食店ネットワークと大規模な業務用データを活用し、この情報のブラックボックスを解消するために「クロスインサイト」を立ち上げました。
このサービスにより飲食業界内での需要をより可視化し、メーカーがニーズを理解しやすくなることが期待されています。これにより、消費実態や需要の動向に基づいた製品開発が可能になり、マーケティング活動もより効果的に行えるようになります。
「クロスインサイト」の特徴
1.
飲食店の声を直接収集:飲食店スタッフからのリアルなフィードバックをダイレクトに得られます。
2.
現場の改善要望を把握:実際の使用感や要望を集めることで、製品改善に貢献します。
3.
膨大なデータ分析:業務用に特化したデータをもとに、実践的な分析を行い、意思決定をサポートします。
4.
新たなプレイヤーの参入:卸業者や飲食店に加え、新しい第三のプレイヤーを巻き込み、業界全体のエコシステムを強化します。
このサービスは、作り手(メーカー)と使い手(飲食店)を結びつけ、産業全体の価値を向上させることを目指しています。
実際の導入事例
株式会社Mizkanは、このクロスインサイトサービスを利用した事例の一つです。業務用新商品の販売強化を図りたいと考えていたMizkanは、飲食店からの一次情報収集が不十分であることが課題でした。そこでクロスマート社の提案を受け、飲食店のリアルな声を集める「アンケート」と「インタビュー」を実施。これにより、未開拓のユーザー層に一定の需要があることを発見し、スピーディに現場の声を反映した商品提案ができたといいます。
クロスインサイトの未来
「クロスインサイト」の事業責任者である木村嘉秀氏は、飲食店の生の声を基に、製造メーカーが革新的で“本当に求められる商品”を開発できる仕組みを作りたいと語ります。卸業者は、飲食店からのニーズに応じた情報や商品を的確に提供し、業界全体の“三方よし”の仕組みを構築することを目指しています。
このように、全ての関係者が共に成長できるエコシステムを作り出し、価値を線でつなげることで、飲食業界の未来を共に切り拓いていく姿勢を示しています。
パートナーシップの募集
クロスマートは、このプロジェクトを推進するため、日本各地での営業活動を行うアライアンスパートナーを広く募集しています。興味のある企業は、ぜひお問い合わせしてみてください。
会社情報
- - 社名: クロスマート株式会社
- - 設立年月日: 2018年7月24日
- - 代表者: 寺田佳史
- - 所在地: 東京都中央区日本橋1丁目2−19 日本橋ファーストビル9階
- - URL: クロスマート公式サイト
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