京都市に「Kyoto Incubation Studio」設立
株式会社Relic(本社:東京都渋谷区、CEO:北嶋貴朗)が、京都市に新たな事業拠点「Kyoto Incubation Studio」を開設しました。これは、同社が全国で20番目の拠点設立を果たしたことになります。京都への拠点設立は、イノベーター人材の発掘や育成を目的とした重要な施策です。
新拠点の背景
Relicは、日本企業の新規事業開発を中心に支援する「事業共創カンパニー」としての役割を果たすべく、さまざまな事業を展開しています。具体的には、SaaS型プラットフォームを利用したインキュベーションテック事業や、オープンイノベーションの活動を行っており、全国各地に拠点を設けています。
今回設立された「Kyoto Incubation Studio」は、80&Companyが運営するスタートアップスタジオ「TECH STUDIO KYOTO」に入居しています。このスタジオは、地域の大学や企業と連携し、京都におけるイノベーションを促進する目的で設立されました。
未来への展望
新拠点の設立により、Relicは地域のイノベーターを育成し、産学官連携を進めることで地域発のイノベーション創出を加速させていきます。今後は、47都道府県において拠点を開設し、全国的なネットワークを強化する計画も策定されています。
また、80&Companyは、AIやデータサイエンスを駆使して、地域の社会的課題の解決を目指し、持続可能な社会作りを推進しています。京都における実績にRelicの資源を結びつけることで、相乗効果を生むことが期待されています。
京都府での具体的な取り組み
現在、京都では『WABSC』という伝統工芸品のサブスクリプションサービスを京都新聞ホールディングス社と共創しています。さらに、日本酒をNFT化する『Sake World NFT』というマーケットプレイスの事業も展開しています。
このような活動を通じて、京都の地域企業や大学と協力し、新規事業の開発を行い、地域活性化の流れを生み出す取り組みが進められています。
拠点長について
片山貢一郎氏が「Kyoto Incubation Studio」の拠点長に就任します。彼は立命館大学大学院でMBAを取得した経歴を持ち、京都府で最年少の行政書士としても活躍した実績があります。これまでの経験を活かし、新規事業開発を推進していくことでしょう。
まとめ
今回の「Kyoto Incubation Studio」の設立は、地域のイノベーションを進め、持続可能な未来を創造するための重要なステップです。Relicと80&Companyの連携を通じて、京都が新たなイノベーションの地としての地位を確立していくことを期待しましょう。