AIマジック活用によるユーザベースの展示会効率化と商談化率向上

AIマジックの導入で展示会の効率化を図る

株式会社ユーザベースは、ナインアウト株式会社が提供するAIインターフェース『AIマジック』の利用を開始し、展示会でのホットリード判定を自動化的に行うことを発表しました。これにより、商談化率の向上を目指しています。

ユーザベースの新たな挑戦

ユーザベースは、2024年7月から国内向けSaaSプロダクトを「スピーダ」という名称に統一し、事業改革に取り組んでいます。プロダクト名を統一することで、より一貫した提案が可能となり、企業としての経営課題解決に寄与することを目指しています。

展示会などの初接点でのユーザーとのコミュニケーションにおいては、各来場者の関心やニーズに応じた最適な提案が求められ、ヒアリングの複雑さが増しています。このため、役職や部署といった属性による的確な案内が両立される必要があり、精度を保ちながらも再現性の高い運用が求められています。

Ask OneからAIマジックへ

ユーザベースは、すでにAsk Oneを用いて展示会やインサイドセールスにおける情報取得やリード対応の効率化を進めてきました。新たにAIマジックを導入することで、現場での判断を自動化し、標準化することを決定したのです。

AIマジックの導入による具体的な効果としては、以下の点が挙げられます。まず、展示会におけるホットリード判定のプロセスが自動化され、これにより情報の漏れがなく、正確にデータベースに即時反映される仕組みが確立されました。これにより、インサイドセールスによる顧客フォローが迅速に行えるようになりました。

さらに、AIマジックは事前にインプットされた判定ロジックに基づいて、ヒアリングフォームの回答内容をAIがスコアリングします。これにより、インサイドセールスが優先的に対応すべきリードの把握が瞬時に行えるようになり、さらなるリードタイムの短縮が期待されています。

成果と期待の声

株式会社ユーザベースのEXPO Marketing Team Manager、村上和貴氏は次のようにコメントしています。「限られた時間の中で多くのリードを獲得するためには、来場者がスピーダの対象顧客かどうかを迅速に判断する必要がありました。しかし、AIマジックの導入により、名刺情報やヒアリング回答からリードのホット判定が自動で行えるようになり、アプローチの優先順位が明確化されました。結果として、ISメンバーの業務も大きく変わったと感じています。」

村上氏はさらに、従来のAsk Oneの良さを保ちつつも、属人化しやすい判断が標準化されることで判断の負担が軽減され、ユーザーとのより良いコミュニケーションに集中できるようになったことが大きな成果であると強調しています。

AIマジックの今後の活用

AIマジックは、Ninoutの提供するAIインターフェース「Ask One」「CREATIVE SURVEY」「Fan Fan Fan」のユーザー企業向けオプションサービスです。具体的な利用方法については、ナインアウト社に直接お問い合わせいただくことで、詳細な情報を得ることができます。

ユーザベースとNinoutのコラボレーションによって、今後もさらなる効率化と顧客価値の提供が期待されます。