カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)が、Airbnbの新たなアパートメントホテルブランド‘Sumu’に本格参画します。新しい宿泊スタイルを提案するこのブランドは、観光だけでは得られない地域の物語を感じさせることを目指しています。
Sumuの誕生背景
CCCは2019年からAirbnb Partnersに参加し、Vポイントとの連携を開始しました。2024年度からはAirbnb Partners事務局として、200社以上の企業とのコミュニティ活性化に取り組んでおり、今回のSumuの設立がその集大成となります。Sumuは、「暮らすようにエアビーする」ことをコンセプトに掲げ、地域の文化や人々との新しいつながりを生み出すことを目指しています。
第1号施設とは
Sumuの第1号店となる‘(仮称)台東区寿三丁目計画’は、2025年に着工予定で、浅草・寿エリアに位置します。この地域は下町の情緒が漂い、観光地としても人気です。CCCはこの新施設で、書籍や家電、アートなどのコンテンツを提供し、地域文化の核となる「ブックラウンジ」を設置します。
地域と深くつながる体験
Sumuは単なる宿泊施設ではなく、地域の文化を感じられる体験を提供することに注力します。‘ブックラウンジ’では地元の特色を生かした書籍が並び、訪れる人々が本を通じて地域との接点を持てる仕組みが整えられます。宿泊者はこの空間で、観光ガイドの役割を果たす地元の魅力を再発見できるのです。
目指す未来
CCCはSumuを通じて、地域と人々の新しいコミュニティの創出を目指しています。宿泊者や地域住民がともに過ごす時間が、地域社会の発展につながると考えています。CCCが持つ知見やネットワークを最大限に活用することで、地域に根ざした新しい価値を提供することが期待されています。
これからの宿泊体験がどのように変わるのか、Sumuの展開に注目が集まります。新たな旅のスタイルを提供するSumuが、どのように地域文化と融合し、宿泊者に新しい体験をもたらすのか、ぜひその目で確かめてみてはいかがでしょうか。